植物により押えられる侵食
◆ 何もはえていない土地に雨が降りつけると,水の力によって表土はゆるみ,土は流し去られます。こうした侵食作用を受けると,土地はやがては不毛となります。しかし,森林,雑木林または草原など,植物のはえている所では,降って来る雨がそれらにさえぎられ,力いっぱい地面に降りつけることはありません。そしてその水分の幾らかは草木の根だけでなく,落ち葉・その他に吸収されます。残りの水分はゆっくりと大地にしみやがて泉や小さな流れともなります。このようにして土地は侵食をまぬがれ,また雨や雪の降ったかなり後でも,水が不足せずにすみます。創造者は賢明にも,大地を保護するために植物のおおいを備えてくださったのです。