老齢も妨げとはならない
◆ 「とこしえの命に導く真理」と題する本を用いれば,クリスチャン奉仕者はだれでも家庭聖書研究のわざにあずかり,劇的とも言うべき今の時代に他の人々が命への道を見いだすのを助けることができます。西ドイツでのこと,ひとりの巡回奉仕者は次のように書き寄せてきました。「4年前,当時81歳で真理を学んだある男の奉仕者についてお伝えしたいと思います。その人は27年間教区委員を勤めていましたが,2年間聖書を研究したのちにバプテスマを受けました。彼は,戸数25戸ほどの一寒村に住んでいます。その村の人々は聖書の音信に全然耳を傾けようとしないので,奉仕者たちはその村での伝道をむずかしいと感じていました。しかし,この老齢の奉仕者は,今は84歳ですが,その村で八つの家庭聖書研究を,しかも毎週定期的に司会しています。その研究に同席した会衆の補佐のしもべたちによれば,その年老いた奉仕者は協会の提案した教え方をたいへん熱心に実行しているとのことです」。
― エホバの証人の1970年度年鑑より