家族の他の成員を助ける
● 昨年モーリシャス島では自分たちの家族が真理を知るようエホバの証人が努力したことから,大きな増加が得られました。あるエホバの証人は次のような手紙を寄せています。「妻とわたしのふたりは,真理を知って以来,親族にも真理をわかつことを自分たちの務めにしてきました。3年たってもほとんど反応がなく,そのままでしたらわたしたちはおそらく落胆していたことでしょう。ところがわたしの弟のひとりが,25年間アドベンチスト派に属していた人を父親に持つ女性と結婚しました。弟はまもなく,わたしから聞いていた事柄と義理の父親が彼に教えようとすることとの間に違いがあることに気づき,義理の父親に答えができるようわたしと研究することに同意しました。彼はどちらの教えが真理であるかをすぐに悟りました。それから彼は家族の他の者にも証言しはじめ,それによってわたしの一番上の姉が研究に同意しました。わたしの妻がその姉の3人の子どもたちと聖書を研究しています。次に,いとこが自分と5人の子どもに聖書を教えてほしいと申し出ました。わたしは自分の職場で3年間証言した結果,わたしのそばで働いている一番下の弟が,会衆と交わる特別開拓者との聖書研究に同意するのを見る喜びを得ました。このように家族の多くの者が聖書を研究するのを見て,わたしの一番下の妹も,夫が反対するにもかかわらず,自分と聖書研究をしてくれる人はないかと願い出ました。妻の親族の方については,わたしたちふたりは兄とその妻が研究を始めるのを助けました。わたしたちは互いに比較的近くに住んでおり,全員が定期的に集会に出席するという良い習慣を持っているので,わたしたち22人がそろって王国会館に到着すると目だたざるを得ません。これまでのことはすべてエホバのご援助によって成し遂げられたものですが,家族の中には,まだ,手おくれにならないうちにエホバのもとに来るよう助けなければならない者が数名残っています。ですから,わたしたちはこれで仕事は済んだと満足するわけにはゆきません」。
― エホバの証人の1971年度年鑑より