思いがけない結果を生む迫害
● 迫害はときどき正直な人々を真理の知識に向けさせます。ギリシアのテッサリという町で,男子のエホバの証人13名が,聖書研究のために集まっていたかどで投獄されました。エホバの証人を兄弟に持つある人は,この不当な投獄のことや教区司祭がその張本人であるという事実を知り,それまでは真理に敵対し,かえって司祭の味方であったにもかかわらず,真理に関心を示しはじめました。そして今では司祭の反対を受けながらも,家庭聖書研究や集会の出席を欠かしたことがありません。また,投獄されたエホバの証人のひとりの人は,世俗的な娘を持っていましたが,彼女も聖書研究を始め,「わたしの思いが開かれて,物事を見きわめられるようになりました」とはっきり認めています。彼女は集会に引き続き出席しています。
― エホバの証人の1971年度年鑑より