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目ざめよ! 1971
目71 7/8 27ページ

リベリアに見られる,発展を目ざす意気込み

ただ1冊の雑誌が生活に劇的な変化をもたらす場合があります。リベリアの未割当て区域に住む,ある男の人は,「目ざめよ!」誌を1冊求め,「人種問題の解決策を見いだす」と題する記事を読んで深く感動し,さっそく,首都モンロビアに住む1婦人をさがすために出かけました。その婦人がエホバの証人であることを知っていたからです。その住所をさがしあてたところ,残念なことに婦人は6か月ばかり前になくなったとのことでした。命を追い求めたその男の人はそれで落胆することなく,ついに王国会館をさがしあて,その日の晩,初めての集会に出席しました。そして,家庭聖書研究が取り決められ,2,3週間後のある朝,その人は野外奉仕に参加するためにやってきました。しかし,その時,残念なことに,彼には四人の妻がいるということがわかったのです。彼はおくすることなくそのうちの3人を実家に送り返す処置を講じました。2,3週間後彼は初めて巡回大会に出席しましたが,自分以外の他の出席者すべてが楽しそうに野外奉仕に携わるのを見て,泣きくずれてしまいました。しかし,新しい人格をつけることに意を決した彼は,在郷軍人の地位を退き,サトウキビ栽培とジン製造をしている農場の収入の良い仕事をやめて,その農場の経営者の娘との不義の関係を清算し,残ったひとりの妻のため正式に婚姻届けをすませました。そのために,経済的な苦境に陥ったものの,献身してバプテスマを受けたエホバのしもべとなって新たに見いだした幸福は,それを補ってあまりあるものでした。文盲の妻は聖書研究をはじめ,ものみの塔協会の読み書きの助けを用いて読み書きを学びました。また,エホバの証人になったその夫は,土地の習慣をやめて,妻とともに食事をとるようになりました。こうした変化すべてに気づいたその町の人々は,ふたりにこう語りかけています。「あなたがたの宗教はほんとうにあなたがたを教化しましたね」。しかも,このすべては,ただ1冊の「目ざめよ!」誌からはじまったのです。

リベリアのある奥地の町で,その町一番の大きな店を経営しているレバノン人のエホバの証人が,昨年4月,休暇開拓奉仕に携わりました。地域の監督奉仕者は彼にこう尋ねました。「時々お店をしめなければならないとすると,売り上げが落ちるという心配はありませんでしたか」。その奉仕者はこう答えました。「正直のところ,私もやはりそのことが気がかりでした。ところが,今だから言いますが,実際には,その奉仕をするために店を何時間も閉めたそれらの週中に,終日店をあけている週中以上の売り上げがありました。店があいている数時間のうちに買物をしようとして,いつもより大ぜいの人々が店にやってきました。時にはお客が私を店に引きとめておこうとするしまつだったので,もうこれで『店をしめます』と言って,出かけたこともありました」。健康上の問題もありました。「しかし,そのことのために負けてはならないと思いました。そして,奉仕に出かけると,病気のことなど忘れてしまいました。でも,1日じゅう店にいると,いつも病気のことが気になりました」。それで,開拓奉仕のために物質面の利益を進んで犠牲にしようとしたこの奉仕者は,実際には何かを犠牲にするどころか,かえって,すべての面で,つまり物質的にも身体的にも,まして霊的にも多くの益を得たことに気づきました。

リベリアのエホバの証人のひとりの特別開拓者はある小さな村を伝道しましたが,関心のある人をひとりも見いだせませんでした。ところが,そののち出会った,からだの不自由なある男の人が話をよく聞きました。しかし,その人には聖書の文書を求めるお金がなかったので,「神の新秩序における生活」と題するパンフレットが手渡されました。その人を再び尋ねた開拓者は,からだの不自由なその男の人が例のパンフレットを何度も何度も読み返し,もっと多くを学びたいとのたいへん深い関心をいだいていることを知ったのです。直ちに聖書研究が始まり,その後ほどなくして,この男の人は松葉づえを使って家々や農場を訪れては人々に伝道するようになりました。そして今では,聖書研究を2件司会しており,バプテスマを受ける時を待ち望んでいます。確かに1枚のパンフレットでさえ,霊的に飢えている魂を養うものとなりうるものです。必要に応じていつでも使えるように,それらパンフレットをたえず携行しておられますか。

― エホバの証人の1971年度年鑑より

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