真のクリスチャンは異教の十字架を拒絶する
◆ リヒテンシュタインの忠実なエホバの証人のひとりが亡くなりました。彼女は遺言の中にエホバの証人によって葬ってほしい,また墓に十字架を立てないでほしいと書くのを忘れませんでした。そうしたことは,リヒテンシュタイン全土でかつて聞かれたことがありませんでした。またエホバの証人によって葬式の話がされることもその国で初めてのことでした。たまたま休日だったので,大ぜいの人々が葬式に列席し,死人の状態や復活の希望に関するすぐれた証言を聞きました。式後,そうした説明を賞賛する声が随所で聞かれました。一方,十字架ばかりの墓地の中にただ一つ,小さな杭と銘板のある墓があります。この珍しい光景は引き続き人々の話の種になっており,奉仕者が人々の家を訪問すると,エホバの証人の信仰に関連したいろいろな質問に答える機会が与えられます。
― エホバの証人の1971年度年鑑より