カトリック教会の「支柱」とも言うべき人
アルバでのこと,カトリック教会の支柱とも言うべき一婦人に関する珍しい経験があります。その婦人は教会のすぐそばに住んで,教会のすべての活動に参加できるようにさえしていました。最近,婦人は自分のむすこから「失楽園から復楽園まで」の本を借りて読み,そして,それが真理であると悟ったのです。それでエホバの証人に電話をかけて,自分用の楽園の本をたのみました。その婦人を訪問した伝道者は,彼女が真理に関する驚くべき知識をすでに持っていることに気づきました。婦人は家から偶像を取り除いてしまっていたのです。婦人は家族を養うため短期の高利貸しをしていましたが,いまや良心に打たれ,利率を半分に減らしました。聖書研究が始まり,婦人はすぐに土地の会衆と交わりはじめました。彼女の子どもたちは親の結婚35周年記念の祝いを盛大に催そうと願っていましたが,その代わりに,両親と末の娘がともに巡回大会に出席して,たいへん楽しい時を過ごしたので,年上の子どもたちは大いに驚かされました。
― エホバの証人の1971年度年鑑より