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目ざめよ! 1972
目72 7/8 27ページ

平和と一致をもたらす真理を見いだした

● 去年の3月,豊田市で戸別に雑誌を提供していたときのこと,ある主婦の方が「息子が読むかもしれない」といって雑誌を求められたので,次の週にまた訪問してみました。

平和が神のみ手によって地上に回復されるという聖書の約束を説明すると,その息子さんは聖書に大きな関心を示しました。なぜならば,その方はボーイスカウトの隊長であり,その年には世界ジャンボリーが開かれることになっていて,世界平和はぜひスカウト活動で実現させようと張り切っていたところだったからです。「とこしえの命に導く真理」の本の第1章に書かれている,神からの祝福が近いことを少し討議して,再び訪問する取り決めができました。その方は,その夜,「真理」の本を一通り読み終えそれまでの自分の考え方,生き方に疑問を持つようになりました。もしかしたら,自分の今までの努力はむなしいものになるのではないかと考えて,わたしが次の週訪問した時に,聖書に対する確信を得ようとたくさんの質問をしました。それで,わたしは,神のみことばである聖書が真理であることを速く理解されるよう,質問に応じて,「進化と創造 ― 人間はどちらの結果ですか」,「聖書はほんとうに神のことばですか」などの出版物を通して援助しました。

研究を始めて2週間ほどして,熱心なスカウト活動のかたわら日曜日の集会に定期的に参加するようになり,それによってスカウト活動をやめることは神の御意志であることを理解するようになりました。しかし,世界ジャンボリーはせまっていますし,隊長という責任上すぐにはやめるわけにいかないようでした。

ところが世界ジャンボリーは「神のお名前」地域大会と全く同じ時に開かれることになっており,どちらの大会に出席するかは挑戦になりました。そして,コリント前書 10章21節のことばは決定を下す力となり,地域大会に参加することのみならず,退団の決意を固めさせたのです。

待ちに待った地域大会に出席して,その方は,国を越えてとはいえ国家主義の色がこく,信仰合同というみせかけのきずなを持つ世界ジャンボリーとはちがって,人々が愛のうちに全く一致しており,誰も命令するわけではないのに自発的に熱意を込めて組織を運営し,また,進んで他の人々を助けていることを見て大きな感激と喜びを味わいました。

これこそ神の唯一の組織であると認識したその方は,10月から伝道に参加し,巡回大会でバプテスマを受けて神への献身を公にすべく,すでに「ともしび」の討議を終えてこの大会に参加しておられます。

● 1970年5月末ごろ,警察官として勤務しておりましたとき,ある婦人の伝道者が来られ,聖書の勉強を勧めてくれました。私は以前から心の糧として聖書を読みたいと思っておりましたが,「この悪い世が滅ぶ」と聞いてびっくりしました。その伝道者の熱心な話を聞いて,まもなく研究が始まりました。

職業柄,新聞などに書かれている事件事故はもれなく目を通しておりましたので,「この世の犯罪の増加」ということを学ぶにいたって,それを認めると同時に,聖書には預言が書かれていたのかと新たな興味がわいてきました。

幾多の曲折や疑問の中で研究がすすみました。そして,1970年12月下旬ごろ,「とこしえの命に導く真理」の本の18章,「法に対するクリスチャンの服従」を学んでいるとき,伝道者として神のみこばを他の人に宣明するには私の職業が問題となることがわかってきました。私の職業では,国旗に敬礼をし,国歌をうたい,けん銃を持ち,柔道や剣道をひんぱんに行ないます。エホバの証人として平和を愛し,エホバのみ名を擁護し,宣明するわざにあずかるためには,まずみずからの生活を正さなければならないことに気付きました。そして年が明けてすぐ,やめる決心をし,退職届を出しました。7年間勤続したとはいえ,みことばにそわない職業なので退職しました。同僚達は,「7年もいておしい」とか「なんでやめる」とか,「聖書でめしは食えない」などいろいろなことを言ってきました。

いざ転職となると,家族を連れていままではいっていた官舎を出,他に部屋を借りることになるので,部屋代を含めた生活費の維持と,集会や王国の伝道奉仕に参加できる職業を選ぶことに気をつかいました。そして去年の夏,「神のお名前」地域大会では奉仕の特権にあずかるとともに,バプテスマを受けることができました。大きなつどいの中で兄弟姉妹とともに働いてみて,きたるべき新しい体制の下でエホバを賛美し,イエス・キリストを王にいただいて日々生活する喜びや平和は,ことばでは表わしがたいものを感じました。

以前,私は警察官として警棒とけん銃によって犯罪を取り締ってきましたが,今は,神の一兵卒として王国の宣明に励み,警棒とけん銃をうちかえて,今は御霊の剣と信仰の盾をとり,霊的にうちひしがれた人達を救助する業に励んでいます。今,全地で行なわれているみことばを宣べ伝えるわざは,「一人をも滅びることを望まれない」とのエホバ神の御意志から行なわれているものです。私は,エホバがこの慈愛深い御処置を通して,多くの集会や野外宣教,そして家庭聖書研究と,私達が霊的な糧を受ける機会を多く差しのべておられることを知り,感謝しております。

私はいま,会社員として,他の人と全く同じ境遇が得られ,集会や野外宣教にも参加でき,二つの家庭聖書研究が司会できていることはほんとうにすばらしいと思っております。ですから,私の願いは,これからも引き続きいっそう十分にそうすることです。

― エホバの証人の巡回大会で話された経験

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