病院での証言とその結果
私は2年ほど前からある市民病院の外科に勤務するかたわら,休みの時間を利用して良いたよりを伝道しています。
通勤時にはいつも,鞄の中に聖書,書籍,「ものみの塔」誌,「目ざめよ!」誌を入れており,病院の机にも聖書文書を入れて偶然の証言に備えています。奉仕者の話し方を訓練する神権宣教学校の割り当てを受けたときも,場面として病院での証言を考えて準備していました。このようにして職場の医師や看護婦に対し,偉大な神,エホバに注目させるよう努めています。この点で「進化と創造 ― 人間はどちらの結果ですか」の本はとても役立ちました。
私が受け持っている患者や回診の時に接する患者にも親しい態度で王国の良いたよりを伝道し聖書文書を読むようにすすめ,「ものみの塔」と「目ざめよ!」誌の予約を多く得ることができました。過去2年間で合計9件の聖書研究を病院内でもつことができたのは大きな喜びでした。このうち二つの良い研究が現在も行なわれています。
病院内での証言から得られたすばらしい結果を次にご紹介しましょう。ある日,男子部屋の入院患者など数人に証言した結果,3人の方々が1冊づつ書籍を求めました。このうちの一人の方は入院患者ではなく,たまたま見舞いに来ていた友人でした。その方は聖書の良いたよりに大変興味を示されて,すぐに公開講演に出席し,積極的な態度で交わりを求められました。昨年8月の「神のお名前」地域大会でその方はバプテスマを受け,今全時間奉仕を目ざして励んでおられます。
このように病院という特別な畑をいただき,エホバの証人として奉仕し,エホバ神の豊かな祝福にあずかれたことを心から感謝しています。―エホバの証人の巡回大会で語られた経験。