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目ざめよ! 1972
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エホバの証人の「神の支配権」地域大会

これは今年の顕著なニュースとなりました。といっても,世の報道機関によって特別に扱われたわけではありません。なぜなら,それらの大会に集まった世界中の群衆は『世の一部ではない』からです。かえってそれらの人びとは,間もなく現在の邪悪な体制が滅び,それに代わってエホバ神の新しい秩序が到来し,そこにおいてすべての国民,人種から出てきた謙そんで親しみやすい人びとが,ついには幸福で平和な人類家族として,ともに生活することを示す聖書預言の成就に期待を寄せています。そのような状態は神の支配のみがもたらすことができます。

こうした大会は,この夏,世界中の幾十もの国々で100以上開催されていますが,ここでわたしたちが注目したいのは,7月27日から30日,そして8月3日から6日の週末にかけて,日本の4か所で開催されたこれらのクリスチャン大会です。その大会はなんと喜びに満ちた時だったでしょう。日本中のエホバの証人は,神に仕えるために,また啓発的な話や聖書的な事柄に関する健全な助言を聞き,現代への適用をも含めた考えさせる聖書劇を見るために集まりました。彼らは多くの一般の人たちとともに,「神の支配権 ― 全人類に唯一の希望を与えるもの」と題する,すぐれた公開講演を聞いて喜びました。旭川では1,657人がこの講演を聞き,63人の新しいクリスチャン奉仕者がバプテスマを受けました。下関では,3,536人が出席し,152人がバプテスマを受けました。新潟で行なわれた講演の出席者は6,502人で,312人がバプテスマを受けました。また名古屋では最高数である10,226人が出席し,404人がバプテスマを受けました。それで4つの大会の出席者数を合計すると21,921人になりますが,これは16,508人の出席を見た昨年のエホバの証人の地域大会にくらべ,大幅な増加となっています。

いくつかの新しい聖書関係の出版物が,それらの大会で発表され,熱心な聴衆は喜んでそれらを求めました。そのなかには,小さい子どもに聖書の原則を教える親にとってとくに役だつ,「偉大な教え手に聞き従う」という日本語の新しい本が含まれています。それらの大会を組織するにあたっては,克服せねばならない多くの問題がありました。例えば,ニューヨーク・ブルックリンから大会用に送られた船荷が,横浜港の海員ストで約2か月間も停滞していたのです。それらの新しい書籍は,日本の大会にはまずまにあいそうにもありませんでした。しかし7月の末になってストは終わり,書籍の通関手続きを済ませ,大会直前の月曜に,ものみの塔協会の沼津支部へ運ぶことができました。自発奉仕者たちは,旭川と下関のそれぞれの大会へ,文書をトラック輸送することを申し出ました。それぞれの大会は木曜日に始まりましたが,その時までには,大会出席者に発表する新しい文書はすべて手元にそろっていました。これらの新しい出版物を受け取って出席者はたいへん喜びました。

「偉大な教え手に聞き従う」の本の植字はすべて,日本の献身しているエホバの証人の手によって行なわれ,それからニューヨーク,ブルックリンにある,ものみの塔協会の工場で全部印刷されました。公開講演の終わりに,その講演の内容を収めた日本語の冊子が発表された時には,大会出席者は再び驚きました。この冊子に関する仕事はすべて,協会の沼津工場で行なわれました。この冊子の植字,鉛板製作,輪転機による印刷,中とじ,そして断裁はすべて新しい工場で,エホバの証人の手で行なわれたのです。この冊子は確かに,そのすぐれた新しい工場で準備されるさらに多くの出版物の前ぶれです。

エホバの証人は,向こう何か月間もこれらの大会における喜びに満ちた経験を何度もくり返して話すことでしょう。新潟大会では,大会組織の責任者たちは,大会会場となった体育館を大会専用に使用する取り決めを設けるよう努めましたが,館内後部にある買店の営業を続けるという取り決めを解消させることができませんでした。しかし,それはよい結果を生みました。なぜですか。看護学校に存学中の2人の若い女性がこの買店でアルバイトをしていたのです。その2人はプログラムを聞くことに加え,エホバの証人のクリスチャンとしてのりっぱなふるまいをじかに見ることができました。大会が終わらないうちに,その2人はどうすればこの組織にはいれるかを尋ねていました。それで,東京の看護学校へ帰ったら,その2人と個人的な聖書研究をするという取り決めが設けられました。

それら4つの大会で合計931人がバプテスマを受けました。その中には,真理を学ぶに至った,非常に興味深い経験を語ることのできる人は少なくありません。バプテスマを受けた人びとのひとりは,22年以上前に,最初の外国人宣教者が神戸に着いたとき,エホバの証人に初めて会いました。その人の家族は宣教者の家の隣りに住んでいました。そして宣教者のひとりと聖書の研究をしましたが,その勉強はすぐには実を結びませんでした。しかし,医師で聖書を深く愛していたその人のお父さんは,宣教者たちにたいへん親切にしてくださり,重い病気のときもよく世話を見てくださいました。長年ののち今では一主婦として東京に住むその娘さんは,再び神権組織と接する機会を得,よく研究しました。そしてそのかたの義理の姉妹とともに新潟でバプテスマを受けた312人のうちに数えられました。伝道の書 11章1節が述べていることは真実です。「汝の糧食を水の上に投げよ 多くの日の後に 汝ふたたび之を得ん」。

ところで余白がなくなってしまいました。「目ざめよ!」誌のあとの号を通して4か所で開かれた「神の支配権」地域大会において生じ,また話された良い事柄を,お伝えすることにしましょう。

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