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目ざめよ! 1973
目73 7/8 19ページ

王国会館を用いてエホバを賛美する

エホバのクリスチャン証人は聖書の教えを学び,仲間のクリスチャンとの交わりを持つための集合場所として王国会館を用います。最近,日本においても各地でりっぱな王国会館が次々と建てられています。次にしるす経験はエホバの証人たちがどのようにして王国会館を建てるかを示す一つの興味深い例です。

最近北九州の若松に160平方㍍の土地に,130平方㍍(約40坪)ほどの広さの新しい王国会館が完成しました。土地は,その地方の一伝道者が家族の了承を得て提供したもので,建築のための費用は,会衆の人びとの自発的な寄付によりまかなわれました。材料は解体工事を行なう人の好意により,解体中の会社の社宅5棟分の材木やかわらを無料で譲り受けたり,15㌔ほど離れた閉山した炭抗にある使わなくなった風呂屋の板を無料でもらったりして十分に取りそろえ,表面に出る部分だけ新材を購入しました。近隣の会衆の一奉仕者のご主人が建築士であったため,その人に工事監督をしてもらい,そのもとに未経験の会衆の奉仕者たちが,いっしょうけん命に働きました。かわらで屋根を葺くときなどは,会衆の女性の奉仕者たちが,下から屋根の上まで一列に並んで,手渡しながら2,400枚のかわらを屋根に積み上げ,それを専門の職人が葺きました。それらは,会衆の成員によって,ほんとうに楽しい思い出となりました。奉仕者たちは,たいへんよく働いたので,本職の人たちは関心し,一人の棟梁は,材料を購入する金物店の主人に「まったくあの人たちはよく働く人たちです。きれいなことば遣いといい,優しい態度といい,今どきめずらしい人ですよ」と話すほどでした。奉仕者たちと共に働いた職人の人たちも奉仕者たちの影響をうけ,最後には,とうとう奉仕者たちを呼ぶのに“兄弟”という呼び方を使うようになっていました。内装のほうも順調に行なわれました。会館のカーペットは,近隣の会衆の一奉仕者の手で敷かれ,椅子も近くの閉館した映画館から無料で譲り受け,会衆の奉仕者たちが,自分たちで組み直してペンキを塗り,りっぱに再製しました。このペンキ塗りの仕事には,おもに会衆の女性の奉仕者があたりました。女性の奉仕者たちは,こうした仕事以外にも,くぎ抜き,かたずけ,弁当作り,さらにはセメントをこねる作業なども行ない,建築作業に大きく貢献しました。実際,作業を行なった多くの人びとは,未経験でしたが,工事監督をはじめ,他の専門家に納得のいくまで尋ね,また教わることによって仕事に精通することができ,多くの部分を独力で成し遂げることができました。

このように本職の人びとの指導のもとに会衆の奉仕者たちが熱心に働いた結果,約6か月ほどでりっぱな会館が完成しました。建築中には近隣の人びとがその建物について尋ね,よい証言がなされました。このようにして王国会館の建築の業が,エホバ神に誉れをもたらす結果になったことを会衆の奉仕者たちは喜んでいます。同時に,それら奉仕者たちは,エホバ神を賛美するために用いる王国会館建築の業に,自ら参与できたことを大きな特権と考えています。かつて詩篇作者が「エホバ家をたてたまふにあらずば建るものの勤労はむなしく」と述べたとおり,こうした目的のために行なう勤労は,むなしいものではなく,報いの多いものとなります。(詩篇 127:1)献堂式には,166名が出席し,その地域におけるエホバの崇拝を押し進めるための中心となるこの王国会館の完成を喜び合いました。

[19ページの写真]

北九州市若松に建てられたこのりっぱな会館は日本の数多くの王国会館の典型的なものです

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