エホバの証人の大阪「神の勝利」大会のエピソード
● 大阪で多くの宿舎を捜すための訪問が行なわれていた時,豊中会衆の池谷姉妹から,彼女の自宅の向かい側に1年ほどだれも住んでいない,草木がのびほうだいになっている大きな庭のある空き家があるという知らせを受けました。家主に交渉したところ,大会中無料で使ってよいという快い返事を得ました。
そこで兄弟たちはその家にはいりきれいに掃除しました。そして,雑草を刈り取ると,100坪ほどの美しい芝生が現われました。この家はサイン部門の兄弟たちが使うことになり,18人の兄弟たちがそこに寝泊まりしました。兄弟たちは芝生の上に画布を広げて,ステージの背景の大きな絵を含め,種々のサインを書きました。ステージの背景になった絵は永遠の生命の本の384-385ページに出ている絵を基本にしたもので,主要な部分は150枚のベニヤ板が用いられ,その上の虹を描くためにはさらに38枚のベニヤ板が必要でした。下絵は写真に撮ってスライドにし,次いで兄弟たちがいっしょにベニヤ板の上に輪郭を書くことができるよう,スライドはプロジェクターで目的通りの大きさに拡大されました。後ほど,演壇が作られましたが,その時には,ある大きな建築会社の地方責任者のひとりである深山唯三が用意した274本の金属製の足場が用いられました。外部の会社に依頼してその演壇を作れば300万円はかかるものとみられていましたが,兄弟たちの協力のもとに,この仕事は,エホバの証人の手で成し遂げられ経費はほとんどかかりませんでした。