ちょうど良い時にかかってきた電話
● 川口市に住むエホバの証人の一開拓奉仕者が戸別に訪問していた時のことです。家の中から,「どなたですか」という声が聞こえました。「エホバの証人です」と答えると,驚いたことに婦人が出てきてドアを開けました。そして婦人はこう言いました。「この前みなさんがいらした時にはお断わりしたのですが,よく考えてみて,今は聖書を勉強してみたいと思っています」。奉仕者が聖書研究の取決めについて説明しようとすると,電話のベルが鳴りました。その婦人が長い間電話で話をしていたため,奉仕者は,聖書研究について簡単に説明して帰ろうと考えました。ところが,戻ってきた婦人はこう言いました。「あの電話にはほんとうに驚きましたわ。栃木にいる古い友だちからかかってきたのですが,わたしに聖書を勉強するようにという電話だったのです。その友だちはエホバの証人と聖書を勉強していて,ちょうど家から家の奉仕に出はじめたところだそうです。わたしもぜひエホバの証人と勉強すべきだと言っていました」。こうして新しい聖書研究が取決められただけでなく,その婦人は「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌を予約し,他の文書も求めました。