新しい潤滑油
● マッコウ鯨の油は,長い間,工業用潤滑油として利用されてきました。ところが,この種の鯨が絶滅しかけているため,鯨油は著しく不足しています。そこで,メキシコとアメリカに見いだされる砂漠のかん木が,今や,その格好の代用品になるという期待が持たれています。高さ2,3㍍のこのかん木は“ホホバ”と呼ばれています。その種子には50%もの油脂が含まれており,その油の化学的組成は鯨油と似ています。利用者は,減少したこの種の油の在庫を増やすため,このかん木を栽培できるようになることを期待しています。つい最近,一自動車会社は自社のトルク・コンバーター・オイルに鯨油を加えなくなったところ,腐食のために重大な問題が生じた,とこぼしました。