聖書に従って生きることを学ぶ
◆ ユーラシア大陸のある都市に住むユダヤ人の一青年は,ユダヤ教の律法学者になる訓練を受けるよう,土地の律法学者たちから勧められていました。彼らは,その青年が道徳的な生活をしていないことを知りながら,そう勧めていました。その勧めについて考えていた矢先,青年はエホバの証人に会いました。その青年はヘブライ語聖書に精通していましたが,エホバの証人と聖書を学ぶことに同意しました。しばらくすると,聖書に教えられている事柄を知るだけでは不十分で,書かれている事柄を実行することも重要であるという点を認識するようになりました。求愛に関するクリスチャンの見方を記した,「ものみの塔」誌の一記事を読んで,彼は自分の生き方が神に喜ばれるものでないことを悟りました。青年はユダヤ教の律法学者のもとへ行き,聖書に従って生きることの重要性を彼らが教えなかったという点を指摘しました。律法学者たちは,納得のゆく答えを与えられませんでした。
その青年は,エホバの証人が真の宗教を教えているだけでなく,それに従って生活していることを確信しました。そこで,感謝の思いをいよいよ深めつつ聖書研究を続け,自分の生活を変えるようになりました。青年は,不義な関係を持っていた少女たちすべてを訪ね,共に座って,求愛に関するその記事を読んで聞かせることまでしました。これらの少女のうち二人は,現在,聖書の真理を熱心に他の人に分け与えており,青年自身,イエス・キリストのバプテスマを受けた弟子となっています。