巧みな振る舞いは良い結果をもたらす
聖書の教えを学ぼうとする人に,しばしば問題となるのはその家族の者からの反対です。しかし賢明な努力を払うことによって,そうした反対を受けずに聖書を学び続けることができた人は大勢います。ひとりの人は巧みに振る舞い良い結果を得ました。
京都のひとりの主婦は家事に良くいそしんで,きちんと仕事を行ない非難のないようにすることに加えて聖書が幸福な家庭生活にとても良い助言を与えていること,今直面している諸問題についての解決策を示していることを主人に知らせたいと思いました。どんな方法でしましたか。家庭用の黒板に,良い妻は夫によく仕え,従うことや賢き女は夫の冠であること,子供は両親に従順であるべきであるといった聖書の言葉を毎日書きました。夫はある日,「この言葉は良いなあ」と言ったので,その主婦は,聖書には良い教訓が述べられており,自分もその様な良い妻になりたいと思っていると答えました。夫は自分についても何か書かれているかと尋ねたのです。妻は自分の方が改善しなければならないことが多いので努力しなければ申し訳ありませんと言うと,夫は,その様に努力しているのなら出来るだけ協力するから子供も学ぶように,と勧めたのです。この様に聖書の音信を巧みに勧めることにより家族の全員が反対もなく学び続けることができます。