小さな町で良いたよりを宣べ伝える
今,日本中の小さな町村でもエホバの証人は聖書の良いたよりを伝道しています。そうした所の人々はどのように聖書の真理を受け入れていますか。ひとりの全時間奉仕者は次のように報告しています。
「私が奉仕している土岐市は人口6万人余の陶器づくりの盛んな町です。住民は伝統的な仕事を受け継ぎ,昔からの人が多く,人と人との結びつきは大変に固いものがあります。こうした協調の精神は良い面もあるのですが,人々が聖書を学び,成長する際,しばしば多くの障害をもたらします。
「今から2年前,私は若いご主人と研究を始めました。初めは笑って見守っていた奥さんもやがて研究に加わるようになり,そのことを実家のお姉さんに伝えました。キリスト教に関心を持ち始めていたその実家のお姉さんは,やがてあるエホバの証人と定期的に研究を始めました。この方は同じ陶器づくりの仕事をし,同じ家に住んでいた兄夫婦や父親に熱心に証言し,その結果兄夫婦も研究するようになりました。若いご主人と奥さんはその間によく進歩され,研究中のお姉さんや兄夫婦をよく教え,よく励ましましたが,真理の側にしっかりと立つようになったため反対を受け,家を移らなければならなくなりました。しかし,兄夫婦の取りはからいで,兄夫婦のすぐ近くに小さな家ですが住めるようになり,それからは,兄夫婦は収入の少なくなった妹夫婦を物質的に援助し,また妹夫婦はお兄さんを霊的によく援助して一層助け合いました。今では若いご主人と奥さんはパート・タイムの仕事をしながら,2歳になる女の子を連れて正規開拓奉仕におふたりで励んでおられます。その奥さんの実のお姉さんも伝道者となりました」。
因襲の根強いこうした小さな町にあって,世の一部とならず,真の崇拝を行ない,王国の良いたよりを伝えていくことは確かに強い信仰と勇気のいることですが,エホバは家族が共に学び励まし合えるよう取りはからわれることにより,ご自分の羊を導かれ強められました。