長い歴史を持つ住宅様式
■ 過去15年ほどの間に,米国では分譲マンションが非常に一般化しました。この種の住宅を選ぶ人は基本的に言って,集団住宅の中の一戸分あるいはそれ以上を個人的に所有し,廊下や階段,エレベーター,ロビー,車道などを他の人と共有することになります。
分譲住宅という概念は,米国よりずっと古くからラテンアメリカやヨーロッパで見られました。しかし,この概念は古代バビロニア人から始まったようです。彼らの分譲住宅に関する記録は西暦前2,000年にまでさかのぼります。こうした文書は,家主が一階を売却し,二階の権利証書を所有していたことを記しています。ブルックリン博物館のパピルス古文書4721891番は,現存する分譲住宅の最古の証文とされています。その証文が記されたのは,西暦前434年とされています。