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  • 目ざめよ! 1985
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目ざめよ! 1985
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「窓の中のあの小犬」― あなたは飼いますか

1950年代に,「窓の中のあの小犬はいくら? しっぽを振っているあの小犬」という歌詞のポピュラー・ソングがありましたが,ペット・ショップの中で跳ね回って遊んでいる毛の塊のようなかわいい小犬を見ると,心優しい気持ちになります。あどけない小さな顔と訴えるような目は間違いなく,「お願い,おうちへ連れてって」と言っています。ウインドーショッピングをする人たちはかわいくてたまらなくなり,「しっぽを振っているあの小犬」を衝動的に買ってしまいます。

「窓の中のあの小犬」に加えて,子供たちが家に連れて帰る変わった種類の犬 ― 専門家さえも品種の見分けのつかない犬 ― がいます。目をさらのようにした興奮した子供は,だれもかまってくれないかわいそうな犬を親に見せて宣言します。「見て,この犬。家まで僕に付いて来たよ! 飼っていい?」 いけません,と言う勇気がなくて,親はその犬が家族の一員になることを許します。

ところがこれにはしばしば悲しい後日談が伴うのです。一,二年たつとその犬は車で町の別の所に連れて行かれ,捨てられるのです。飼い主は,その近所の人がだれか拾ってくれるだろうと考えたがります。あるいは車から田舎の道端に投げ捨てられ,増える一方の飢えた野良犬に加わることになるかもしれません。

家族が家を留守にする休暇の時期になると,そういう冷酷なことがしばしば生じます。フランスからの報告によると,同国では毎年8月になると30万匹の犬が捨てられます。イタリアでは休暇のシーズンが来るたびに推定100万匹の犬が捨てられます。イタリア動物保護協会の会長は次のように言いました。「イタリア人は,ペットのことをあまり考えない傾向がある。ただ子供が喜ぶので,新しいおもちゃのようにペットを買い与える場合が多い。親はペットに愛着があるわけではないから,休暇のシーズンは,子供たちが休みのほうに気を取られてしまうため,そのありがたくない客を追い出す絶好の時期なのである」。

動物収容所のすぐ近くに置き去りにすれば,望まれないペットも良い住みかを与えられると考える飼い主もいます。しかしそれは,次の調査報告を見ても分かるように希望的観測に過ぎません。「米国動物愛護協会(HSUS)による最近の調査で,1973年には1,500万ないし1,700万匹の猫と犬が全国の動物収容所へ入れられたことが分かった。そのうち1,350万匹という驚くべき数の犬と猫が殺された」。

手元にある数字によると,英国では,動物収容所へ入れられた犬の55%が殺されました。トロントでは73%,ニューヨークでは83%が殺されています。ある専門家は,「私立や公立の動物収容所,それに獣医は動物を保護するよりも殺すことのほうに多くの時間を費やしている。彼らは死の商人になってしまった」と言っています。

犬や猫は爆発的な勢いで繁殖します。ある推測によると,米国では1時間に2,000ないし3,000匹の犬や猫が生まれます。これに野良犬や野良猫を加えるとその数は優に1万匹に達すると言う人もいます。アトランタ動物愛護協会の一人のメンバーは,「全く激しい増え方です」と言いました。一つの解決策はペットを去勢することでしょうが,子供に誕生の奇跡を見せてやりたいと言ってこれに反対する人たちもいます。

動物は,子供の訓育のためということで大きな犠牲を払います。アトランタ動物愛護協会はこう述べています。「子供たちは動物の最期 ― 飼ってくれる家が十分にないため,池や収容所の中で迎える究極の死 ― もその目で見るべきかもしれない。小犬6匹のうち住みかを得るのは1匹に過ぎない。猫となるとそれは12匹に1匹という割合になる」。

ペットの数は爆発寸前です。信管を取り外す必要があります。それは可能であり,またそうしなければなりません。罪のない無力な犠牲者の益のために。

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