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目ざめよ! 1993
目93 8/8 14ページ

霊的に資格のある男子を訓練する学校

この学校の目的は,「霊的に資格のある男子に,より一層人々に仕えるための備えをさせることにあります」と,1993年6月6日に,海老名市で開かれた宣教訓練学校の卒業式の主な話をした講演者は語りました。卒業式のプログラムの中でも,日本で開かれた最初の宣教訓練学校のクラスの24人の卒業生は,人々に個人的な関心を示すよう促されました。卒業式に出席した,近隣の英語会衆の一成員は,「卒業式に出席できるというので,昨晩は興奮して,眠れませんでした。でも,プログラムはその期待をはるかに上回るものでした」と,語りました。確かに,卒業式のプログラムは,卒業生だけでなく,出席するよう招待された人々をも鼓舞するものでした。

祈りの後に,開会の話をした話し手は,1987年に米国で始まった,この学校の沿革を説明しました。その後,40ほどのクラスが開かれ,卒業生は約50か国へ派遣されています。日本でこの学校を開く必要性は,昨年,国内で1万2,000人がバプテスマを受け,わずか3年の間に751のエホバの証人の新しい会衆が組織されたことに,はっきりと見られます。各会衆に60人の人々が交わっているのに対して,その人々の霊的な必要の世話をするため,平均すると,わずか二人の長老と4人の奉仕の僕しかいないのです。この学校は,平均年齢29歳,バプテスマを受けた証人としての年数が平均14年のこれら卒業生に,日本と海外の兄弟たちと羊のような人々を助ける備えをさせました。

次のプログラムは,ものみの塔聖書冊子協会の日本支部がどのようにこの学校のための準備をしたかを説明しました。学校が日本支部に隣接する海老名大会ホールで開かれたので,支部の成員は米国からの二人の教訓者,韓国,フィリピン,そして日本からのオブザーバーを迎える特権にあずかりました。授業は英語で行なわれたので,24人の日本人卒業生は学校が始まる前に,英語に磨きをかけなければなりませんでした。

教訓者の一人の司会する模範的な「ものみの塔」研究の後,5人の生徒が学校の期間中に,街路で,港で,列車で,そして家から家で,自分たちが授業で学んだ事柄を当てはめた経験を語りました。一人の生徒は,ある土曜日の午後3時から9時の間に,5件の聖書研究を取り決めました。生徒たちの語った経験は,「聖書から論じる」という本が宣教に際してどれほど役立つかを際立たせるものでした。

次いで,エホバの証人の統治体の奉仕委員会と教育委員会からのものを含むあいさつが読み上げられ,その後に,学校に出席するために調整を加えた点に関する生徒たちの言葉が続きました。さらに,授業に鋭い関心を示したオブザーバーたちの感謝の言葉もありました。韓国からの一人のオブザーバーはこう述べました。「これからは,王国のために独身を選ぶ人は,宣教訓練学校に出席することを目ざして努力できます」。

それから二人の教訓者による別れの諭しが与えられました。まず,デービッド・ビーグラーが賞を獲得するような仕方で走るようにと,生徒たちを諭しました。(コリント第一 9:24)宣教訓練学校はこれまでに受けた中で一番難しい割り当てなどでは決してないと述べ,ビーグラーはこう言葉を続けました。「宣教訓練学校は,これまであなたが受けた中で最もすばらしい割り当てでした。最も困難な割り当ては,まだこれから来ようとしています。それは永遠の命の賞を獲得するという割り当てです」。そして,ペテロが信仰をもって海の上を歩き始めたことに言及しました。しかしペテロは,イエスから目をそらし,風あらしに目をやったとき,恐れを抱き沈み始めました。この記述から,卒業生たちはイエスを一心に見つめ続け,賞から目を離さないよう励まされました。―マタイ 14:25-34。ヘブライ 12:1-3。

次いで,もう一人の教訓者,ジェームス・ヒンダラーがクラスに対する最後の言葉を述べました。卒業生たちは,イエスとバルナバに見倣うよう諭されました。イエスは人々の感情を察し,同情心があり,助けになりたいと思われ,「わたしはそう望みます」と言ってらい病人に触れておいやしになることさえされました。(ルカ 5:12,13)バルナバは,マルコが宣教旅行の途中で帰ってしまったことがあったにもかかわらず,マルコに将来性があると見て取りました。(使徒 15:37,38)バルナバの助けを得て,マルコは神に用いられる立派な器となり,福音書を書くまでになりました。

最後に,支部の調整者である織田正太郎が卒業式の話をし,その中で,今日の「忠実で思慮深い奴隷」を見倣うことの重要性を強調しました。(マタイ 24:45-47)そして,奴隷級がその割り当てられた仕事をどのように忠実,忠節,かつ思慮深く果たしてきたかを示しました。卒業生たちは自分たちに与えられた割り当てがどんなものであれ,それを信仰と喜びをもって受け入れ,奴隷級に見倣うよう励まされました。

最後に,大きな歓呼のうちに,24人の卒業生に割り当てが与えられました。5人は日本支部に,4人は特別開拓者として日本の会衆へ,10人は特別開拓者として国内の英語会衆へ割り当てられました。5人は宣教者の割り当てを受け,その内4人は台湾へ,1人はナイジェリアへ行くことになりました。

これら,責任ある男子の前には,「活動に通ずる大きな戸口」が開かれています。(コリント第一 16:9)卒業生たちは,日本,そしてアジアにおける,宣教訓練学校の初穂です。この学校は,人々の霊的福祉を真に気遣う霊的な男子という形の実をこれからも各国で生み出してゆくに違いありません。

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