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目ざめよ! 1995
目95 3/22 11ページ

世界教会協議会 ― 相違を認め合う

スペインのサンティアゴ市では,1993年8月3日から14日まで,珍しい巡礼者のグループを迎えて,世界教会協議会の主催する「信仰と職制世界会議」が開かれました。代表たちの目指すところは,行き詰まっていた,キリスト教世界の諸教会を一致させる試みを活気づけるという,大変難しいものでした。

南アフリカから来た聖公会大主教デズモンド・ツツは,状況を率直に,「世界教会運動の惰性」と表現しました。「我々はつま先を水につけていながら,思い切って飛び込む勇気に欠けている」と,彼は嘆きました。

世界教会運動に飛び込むことは容易な業ではないでしょう。代表たちの間の不一致は,サンティアゴのカトリック大聖堂で行なわれた開会式の時にすでに表面化しました。カトリックの大司教ロウコが,『巡礼者の精神を抱いてクリスチャンの間の和解を探る』よう参加者を励ましていたにもかかわらず,礼拝の間に歌われた「聖ヤコブへの賛美歌」は,ユダヤ人やイスラム教徒,プロテスタント信者などに対する,幾世紀にもわたるスペインのカトリック教徒の攻撃をたたえるものだという非難を浴びました。

カトリック教徒,正教徒,それにプロテスタント信者の和解に役立つ枠組みが何かあるのでしょうか。ある研究グループは,さまざまな教会がニケア信経を「使徒的信仰の中心的表現と」見ていることを示唆しています。たとえ「表現の相違」はあるとしても,「信仰の一致をもたらす手段として」この信経が役立つことを彼らは期待していました。

「表現の相違」は,会期中繰り返し現われました。正教会とカトリックの代表たちは,聖公会がこのほど女性を叙任することを決定したことに異議を表明しました。もう一つの争点は,旧共産主義諸国での,正教会とカトリック教会の相克です。ギリシャ正教会のヤコボス大主教は,「何世紀もの間クリスチャンであった」のに不幸にも数十年間共産主義の無神論の下で生活させられた「国民を,再びキリスト教に改宗させる」という話は間違っている,と主張しました。事実,会議報告は,『教会の布教性に対する,より明解な理解』の必要を認めながらも,「改宗」は一致への道を阻むものであると非難しました。

ボンベイの司教サムエル・B・ジョシュアは,諸教会の一致を「ユートピア的概念」という悲観的な言葉で表現しました。ジョシュアはインドで,六つの宗派の合併に関係した問題を個人的に経験していたので,「得るところは取るに足りないものだった」が,重荷のほうは「耐え難いものになった」と述べました。彼は,「教理や教会の職制に関して」クリスチャンの一致を求めるべきではない,と信じています。

しかし,教理を無視した一致は,本当の一致なのでしょうか。いまだに『教会の布教性を理解して』いないような宗教が,本当にキリストに従えるのでしょうか。キリストの真の追随者たちは「同じ考えを持ち」つづけるべきであると,パウロは述べました。(コリント第二 13:11)単に相違を認め合うだけにとどまるのであれば,その規準にははるかに遠いのです。

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