大学生でもこれほどのものは書けないだろう
高校1年生の智洋君の夏休みの宿題は,アジアの国について一つの主題を選び,それについて研究をして,レポートを書くというものでした。対象となる国は自分の住んでいる日本以外の国でなければなりません。智洋君は難しい題材,自分がまだあまりよく知らない題材を選びました。インドのヒンズー教です。どこで情報を手に入れたら良いでしょうか。智洋君はこう答えています。「ヒンズー教については,『神を探求する人類の歩み』a の本の中で詳しく説明されていたので資料としてそれを用いました。内容はすこし難しい感じがしましたが,写真や図を見て理解することができ,『探求』の本の中で論じられているのと同じ順序でレポートを完成させました」。
この自由研究はうまくいったでしょうか。先生はインドを広範にわたって旅行し,その国について関心を持っている人でしたが,智洋君のレポートの終わりに次のような言葉を書きました。『大変よく書けています。感心したよ。構成といい内容といいすばらしい。一つ一つの項目を説明し,感想を書いてあることなどよかった。大学生でも,これほどのレポートを書ける者は少ないだろう。これからも興味あるものは自分で調べて理解してください』。先生は満点をくださり,クラス全員の前でそのレポートをほめてくださいました。
数日後,智洋君は先生のほめ言葉に感謝し,「神を探求する人類の歩み」の本を1冊個人用にプレゼントしました。先生は喜んでその本を受け取り,エホバの証人が偏狭な考えを持たずに他の宗教のことを調べるという点に深い感銘を受けました。
[脚注]
a 「神を探求する人類の歩み」という本は,世界の主要な諸宗教を掘り下げて調べた本で,ものみの塔聖書冊子協会により出版されています。