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目ざめよ! 2013
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お金では買えない三つのもの

おかしなことですが,多くの人は仕事や家を失う,さらには年金をもらえなくなる事態になっても,何かを買うことばかり考えます。

そのような人は,魅惑的な宣伝を繰り広げる業者から,『あなたは,もっと大きな家,もっと良い車,有名ブランドの服を持つべきです。手元に現金がなくても大丈夫! クレジットで買えます』と言われ,影響を受けているのです。それで,裕福な人と思われたくて,たとえ多額の負債を抱えることになっても買ってしまいます。

言うまでもなく,遅かれ早かれ,現実に直面することになります。「ナルシシズムの蔓延」(英語)という本には,こう述べられています。「成功した人と見られたり,そういう気持ちになったりするためにクレジットで豪華そうな物を買うことは,いい気分になるためにクラック・コカインを吸うことに似ている。どちらの場合も,最初は安価で,満たされた気持ちになる。が,それは一時的なことにすぎない。長期的に見れば,無一文になり,落ち込むことになるのである」。

聖書は,「自分の資力を見せびらかすこと」の愚かさを明らかにしています。(ヨハネ第一 2:16)実のところ,所有物のことばかり考えていると,人生において特に重要なもの ― お金では買えないもの ― をおろそかにしてしまいます。それらのうちの三つについて考えてみましょう。

1. 家族の絆

米国の十代の女性ブリアンaは,父親が仕事と収入に重きを置き過ぎているように感じ,こう言っています。「うちの家族には必要な物がそろっていて,それ以上の物まであるのに,父はいつも出張していて家にいません。仕事で忙しいのは分かりますが,家族を顧みる責任もあると思います」。

考えてみてください: ブリアンの父親は後にどんな後悔をするかもしれませんか。物に重きを置き過ぎているため,娘との関係にどんな影響が及んでいるでしょうか。家族はお金よりも父親の何を必要としているでしょうか。

関係する聖書の言葉:

  • 「金銭を愛することは,すべての悪の根である。ある人々は欲ばって金銭を求めたため,……多くの苦痛をもって自分自身を刺しとおした」。―テモテ第一 6:10,「口語訳」,日本聖書協会。

  • 「最上の肉を食べながら憎しみがあるよりも,愛する人々と共に野菜を食べるほうが良い」。―箴言 15:17,「グッド・ニュース訳」(英語)。

覚えておきたいこと: 家族の絆は,お金では買えません。家族と一緒に過ごし,愛と気遣いを十分に示して初めて,その絆が強まるのです。―コロサイ 3:18-21。

2. 心配のない生活

17歳のサラはこう言います。「母はわたしにいつも,『お金持ちと結婚しなさい。良い仕事に就いて老後に備えられるよう,手に職をつけなさい』と言います。『今度はどこから給料をもらえるか』ということしか考えていないみたいです」。

考えてみてください: 先々のことを考えて,当然ながら何を心配しますか。そうした心配も,どの程度になると取り越し苦労になりますか。サラの母親はどうすれば,金銭的な心配のない生活に関して,もっと平衡の取れた考え方を教えることができるでしょうか。

関係する聖書の言葉:

  • 「あなた方は自分のために地上に宝を蓄えるのをやめなさい。そこでは蛾やさびが食い尽くし,また盗人が押し入って盗みます」。―マタイ 6:19。

  • 「あなた方は,あす自分の命がどうなるかも知らないのです」。―ヤコブ 4:14。

覚えておきたいこと: お金を貯めたとしても心配のない生活ができるとは限りません。お金は盗まれる場合があり,また病気を治したり死を防いだりはできないからです。(伝道の書 7:12)聖書の教えによれば,本当の意味で心配のない生活は,神とその目的を知って初めて可能なのです。―ヨハネ 17:3。

3. 満ち足りた気持ち

24歳のターニャはこう言います。「両親は,簡素な生活でもやってゆけるように育ててくれました。姉とわたしは双子で,成長期に基本的な必要物しかなかった期間もかなりありましたが,幸福でした」。

考えてみてください: 基本的な必要物だけで満足するのは難しい,と感じる人もいるでしょう。それはなぜでしょうか。お金に対する態度に関して,あなたはご家族にどんな模範を示しておられますか。

関係する聖書の言葉:

  • 「命を支える物と身を覆う物とがあれば,わたしたちはそれで満足するのです」。―テモテ第一 6:8。

  • 「自分の霊的な必要を自覚している人たちは幸いです」。―マタイ 5:3。

覚えておきたいこと: 人生で大切なのは,お金とそれで買えるものだけではありません。聖書も述べているとおり,「人の命はその所有している物からは生じない」からです。(ルカ 12:15)実際,人生における最大の満足感は,次のような重要な疑問に対する答えを知ることから生じます。

  • 人は何のために生きているのか。

  • 将来はどうなるのか。

  • どうすれば自分の精神面での必要を満たせるか。

本誌を発行しているエホバの証人は,そうした疑問に対する答えをあなたも知ることができるよう,喜んでお手伝いいたします。

a この記事に出てくる名前は変えてあります。

幸福に不可欠?

「ナルシシズムの蔓延」という本には,こう述べられています。「物質主義的な人は,そうでない人より,概して幸福ではなく,憂うつになる。金持ちになろうとするだけでも,精神障害を抱えてしまう。さらに,喉の痛みや,腰痛,頭痛といった健康上の問題を訴えることも多い。また,アルコールを飲み過ぎたり,違法薬物を使用したりする傾向が強い。財を築こうと躍起になると,惨めな思いをすることになるようだ」。

「価値観が移り変わる」

「1960年代と1970年代初期に,大学に行く理由を尋ねられた学生の大半は,『教養のある人になること』や『人生哲学を持つこと』が最も価値のあることだから,と答えた。『大金持ちになること』を大学に通う主な理由と考える者は少数派だった。しかし1990年代からは,学生の大多数が,大学に行く最も重要な理由は『大金持ちになること』にある,と言う。……このように大学生の価値観が移り変わると同時に,そのグループの間にうつ病や自殺など心理学的な問題の発生する率が急上昇している」。―マダラン・ラバイン博士著,「成功の代償」(英語)。

“買い物セラピー”

マダラン・ラバイン博士によれば,家族や地域社会や教会から慰めを得られない世の中では,消費することが,多少ともいい気分にさせてくれる“買い物セラピー”となり得る。同博士は,「成功の代償」という本にこう書いています。「買い物をすることは,身の回りの事柄を自分の思いどおりにする方法の一つになる。自分で取り引きをするので,『自分は買い手なんだぞ』という意識になる。この種の権力意識は……錯覚である。実際に権力を行使しているのは,大企業とその広告業者なのだ。それらの業者が雇われているのも,消費者に『商品を買えば不思議な力と安心感が得られる』と思わせるためだからである」。

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