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学ぶ 25章 132–136ページ

25章

悪いことをする人たちでも変化できますか

もし,みんながいつも良いことをするとしたら,すばらしいと思いませんか。― でも,いつも良いことをするような人は一人もいません。人間はみな,良いことをしたいと思っていても,ときどき悪いことをします。どうしてか分かりますか。― 人間はみな,罪を受けついで生まれてきたからです。しかし,とても悪いことをたくさんする人もいます。だれかをにくんで,わざとけがをさせたりします。そういう人でも変化して,良い人になれると思いますか。―

この絵の中で,上着の番をしている若者を見てください。そこにある上着は,ステファノに石を投げつけている人たちのものです。この若者は,ヘブライ式の名前はサウロ,ローマ式の名前はパウロと言い,偉大な教え手の弟子であるステファノが殺されることを喜んでいます。サウロがそのような悪いことをしているのはなぜなのか調べてみましょう。

サウロは,パリサイ人と呼ばれるユダヤ人の宗教グループの仲間です。パリサイ人は神の言葉 聖書を持っていますが,聖書より,自分たちの宗教指導者の教えのほうに注意をはらっています。サウロが悪いことを行なうようになったのはそのためです。

ステファノがエルサレムでとらえられた時,サウロはその場にいました。ステファノは裁判所に連れて行かれました。裁判官の中にはパリサイ人もいました。ステファノは,いろいろ悪く言われますが,おそれません。勇気を出してすぐに口を開き,裁判官たちに,エホバ神とイエスに関する良い証言を行ないます。

ところが,裁判官たちはその証言が気に入りません。イエスのことはもうよく知っています。つい最近も,イエスを死刑にさせたばかりなのです。しかしその後,エホバはイエスを天に連れもどされました。それなのに,裁判官たちは態度を変えるどころか,イエスの弟子たちと戦います。

裁判官たちはステファノをつかんで市の外へ連れて行き,なぐりたおして石を投げつけます。この絵にあるように,サウロはすぐそばで,その様子をながめています。ステファノを殺すのは正しいことだと思っているのです。

サウロはステファノが石打ちにされている様子を眺めている

サウロはなぜ,ステファノを殺すのは正しいと思ったのでしょうか

なぜ,そう思ったのでしょうね。― サウロはその時までずっとパリサイ人として過ごし,パリサイ人の教えは正しいと信じていました。パリサイ人の宗教指導者たちを模範と考えていたので,その人たちに見ならったのです。―使徒 7:54-60。

ステファノが殺されたあと,サウロはどうするでしょうか。― なんと,残っているイエスの弟子たちをも取り除こうとします。弟子たちの家に入って行って,男も女もひきずり出し,ろうやに投げこませます。弟子たちの多くはエルサレムを去らなくてはなりませんが,イエスについて宣べ伝えることはやめません。―使徒 8:1-4。

そのため,サウロはイエスの弟子たちをますますにくむようになります。それで大祭司カヤファのところへ行って,ダマスカス市にいるクリスチャンをつかまえる許可をもらいます。つかまえたクリスチャンを囚人としてエルサレムに連れてきて,ばつを受けさせたいと思っています。ところがダマスカスへ行く途中,おどろくべきことが起こります。

サウロの周りで天からの光がぱっとかがやき,サウロは地面に倒れている

サウロに話しかけているのはだれですか。その方はサウロをつかわして何を行なわせますか

天から光がぱっとかがやき,「サウロ,サウロ,なぜあなたはわたしを迫害しているのか」と言う声がします。なんと,イエスが天から話しているのです。光があまりにも明るいので,サウロは目が見えなくなり,一緒にいた人たちにダマスカスへ連れて行ってもらわなければなりません。

それから三日後,イエスは,ダマスカスにいた弟子たちの一人でアナニアという人にまぼろしの中で現われます。イエスはアナニアに,サウロのところへ行って目を見えるようにしてやり,サウロに話しをしなさいと命じました。アナニアが話しをすると,サウロはイエスに関する真理を受け入れます。目も見えるようになります。サウロは生き方をすっかり変え,神の忠実なしもべになりました。―使徒 9:1-22。

サウロがそれまで悪いことをしていたのはなぜか分かりますか。― まちがったことを教えられていたからです。サウロは神に忠実でない人たちに従っていました。神の言葉 聖書よりも人間の考えを大切にする人々のグループにいたのです。でも,ほかのパリサイ人たちが神に逆らい続けているにもかかわらず,サウロが生き方を変えて良いことをするようになったのはなぜでしょうか。― それは,サウロがほんとうは真理をきらっていたのではないからです。ですから,正しいことを教えられると,すぐに実行しました。

それからサウロはどうなったと思いますか。― そうです。使徒パウロ,つまりイエスの使徒として知られるようになりました。パウロと言えば,聖書の中の本をだれよりもたくさん書いた人でしたね。

サウロのように変化できる人はおおぜいいます。しかし,変化するのは易しいことではありません。悪いことをさせようと一生懸命になっている者がいるからです。それはだれでしょうか。― イエスは,ダマスカスへ行く道でサウロに現われた時,その者についてお話しになりました。天からサウロにこう言ったのです。『わたしはあなたをつかわして,人々の目を開けさせ,かれらをやみから光に,サタンの権威から神に転じさせます』。―使徒 26:17,18。

みんなに悪いことをさせようとしているのは悪魔サタンなのですね。正しいことをするのは難しいと感じることがありますか。― そういうことはだれにでもあります。サタンが難しくしているのです。しかし,正しいことをするのが必ずしも易しくない別の理由もあります。どんな理由か分かりますか。― 人間は罪を受けついでいるからです。

正しいことをするより,まちがったことをするほうが易しいのは,たいてい,その罪のせいです。では,何をする必要があるでしょうか。― そうです。正しいことをするよう精いっぱい努力しなければなりません。そうするなら,わたしたちを愛しておられるイエスはきっと助けてくださるにちがいありません。

イエスは地上にいた時,悪いことをしたのに変化した人々を愛していることを示されました。その人たちにとって変化するのがどれほど難しいことか,イエスはご存じでした。例えば,何人もの男の人と性関係を持っていた女の人たちがいました。もちろん,それは悪いことです。聖書はそういう女の人たちを娼婦あるいは売春婦と呼んでいます。

1人の女の人がイエスの足に油を注いで,イエスの足の上にこぼれた自分のなみだをかみの毛でふき取った後,イエスはその女の人の罪を許している

悪いことをしてきたこの女の人をイエスが許したのはなぜですか

ある時,そのような女の人がイエスのことを聞き,パリサイ人の家にいたイエスのところにやって来ました。その人はイエスの足に油を注ぎました。イエスの足の上にこぼれた自分のなみだをかみの毛でふき取ったりもしました。その女の人が罪を犯してきたことをとても後悔していたので,イエスはその人を許しました。しかし,家の主人のパリサイ人は,許す必要などないと思いました。―ルカ 7:36-50。

イエスは,別の時,パリサイ人たちに何と言ったと思いますか。― 『娼婦たちはあなた方より先に神の王国に入りつつあります』と言いました。(マタイ 21:31)イエスがそう言ったのは,娼婦たちがイエスを信じ,悪い生き方を変えたからです。一方,パリサイ人はイエスの弟子たちに対して悪いことを行ない続けました。

ですから,聖書を読んで自分の行ないが悪いということが分かったなら,進んで変化しなくてはなりません。また,エホバがわたしたちに望んでおられることを知ったなら,それを熱心に行なう必要があります。そうすれば,エホバは喜んでくださり,わたしたちに永遠の命をあたえてくださるでしょう。

悪いことをしないようにするため,次の聖句を一緒に読みましょう。詩編 119:9-11。箴言 3:5-7; 12:15。

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