心
聖書に出てくる「心」という言葉は,人の考えや感情,動機や性格など,その人の内面にあるものを指している。そういえるのはどうして?
聖書中の例
ルカ 9:46-48 イエスは使徒たちの心の中に,人の上に立ちたいという気持ちがあることに気付き,正した。
心を守らないといけないのはどうして?
聖書中の例
創 6:5-7 人の心が悪くなって暴力があふれたので,エホバは地球全体に大洪水を起こした。
王一 11:1-10 ソロモン王は自分の心を守らなかったので,外国人の女性と結婚した。その女性たちのせいでソロモンの心はエホバから離れた。
マル 7:18-23 悪いことをしてしまうのは心の中にある悪い欲望のせいだとイエスは教えた。
心を守るにはどうしたらいい?
詩 19:14,格 3:3-6,ルカ 21:34,フィリ 4:8
聖書中の例
エフェ 6:14-18,テサ一 5:8 パウロは,正義や信仰や愛を胸当てに例えた。胸当てが心臓を守るのと同じように,正義,信仰,愛は心を守る。
心を正す必要があるかはどうしたら分かる?
格 6:12-14も参照
聖書中の例
代二 25:1,2,17-27 アマジヤ王は,神から見て正しいことを行っていたが,心を尽くしてはいなかった。やがてプライドが高くなってエホバに従うのをやめ,悲惨な最期を迎えた。
マタ 7:17-20 腐った木が悪い実を付けるように,心が腐っていると悪いことを行ってしまう,とイエスは話した。
良い心を育てるとよいのはなぜ? どんなことをすればいい?
詩 119:97,104,ロマ 12:9-16,テモ一 1:5も参照
聖書中の例
王二 20:1-6 ヒゼキヤ王は病気になって死を意識した時,心を尽くして仕えてきたので助けてほしいとエホバに祈った。
マタ 21:28-32 イエスの例えによれば,やると言ったことを実行するかどうかで,その人の心が分かる。
エホバが心の中を見てくれているのが,うれしいことなのはどうして?
サム一 2:3も参照
聖書中の例
サム一 16:1-13 預言者サムエルは,エホバは外見ではなく心の中を見ることを知った。
代二 6:28-31 神殿の奉献式でのソロモン王の祈りにあるように,エホバは私たちの気持ちを全部分かってくれて,優しく寄り添ってくれる。