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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1954
塔54 7/15 279ページ

鉄のカーテンの背後で伝道する

☆ 『分れていても ― 一致す,ドイツ』1953年7月に,ニューヨークでヱホバの証者の新世社会の大会が開かれた時,ヤンキー野球場を飾つた多くの国々からの美しい絵入りのあいさつの印しのなかに,前記のような印しがありました。鉄のカーテンの背後にあつて,ヱホバの証者の活動についての報告は,一致を強調しているものです。その報告の二,三は次のようです。

☆ 現在では,真理を証言したために,1100名以上の兄弟たちがドイツの東部地域の刑務所に入れられています。しかし,刑務所の中にあつても,神の言葉は抑圧されていません。終ることのない列車内の統制,すなわち税関検査の時に,ヱホバの証者に興味を持つていた一婦人は拘束されました,というのはその婦人は,証言の聖書研究の助け『新しい世』という本を持つていたからでした。裁判所で,ヱホバを信じ続けるかとその婦人は尋ねられました。その時,そしてその裁判所で,その婦人は自らをヱホバに献身し,そして『はい!』と答えました。2年の宣告が言い渡されました。しかし,刑務所にいるあいだ,真理についてもつと学ぶことができ,秘密に洗礼をうけました。釈放されてから,西ベルリンにある『ものみの塔協会』に,その婦人は次のように書きました。『圧迫のもとにあつても,ヱホバの御名に証しを保てたことに心から感謝しています。私は,本当に良いことを学びました。』

☆ 一人のヱホバの証者は,家を訪問して家族の者に聖書を更に教えようとした時,一人の警官がいるのを見ました。空気は重苦しくて,家族は落ちつかず不安のようでした。証者は,どう振舞うべきで,その結果はどうなるでしようか? 口に出さずに祈りを捧げてから,その証者は,恐れなく用意した証言をいたしました。その勇気のある行いによつて,家族の興味はもえおこりました。その家族は,いまこう説明します『私たちは,生活というものに確かではありませんでした。このおとずれによつて,私たちの生活は富みました。真理を見出してどれほど私たちが幸福であるのかあなたは想像できません。』

☆ 東ドイツで証言をするもつとも良い機会の中に,葬式があります。多くの場合に,幾百人という人々は,墓地に集ります。そのような時に,ヱホバの証者が話しをすることは固く禁ぜられていますが,証者は何とかして話しをします。そして全くの不意にするものですから,敵は虚をつかれております。

☆ 一人の共産主義者の士官は,西ドイツに逃げようとする計画を行う機会を得る前に,拘束されました。刑務所にいる時に,彼はヱホバの証者と接し知るようになりました。しばらくして後に,その士官はヱホバについて証言をし始めました,それで,『ヱホバの証者によつて汚された』という結果のために,独房にぶちこまれ,くるしみをうけました。特に血のついたままのソーセージを食べるのを拒絶したためにくるしまねばなりませんでした。共産主義にかぶれた牧師が,その独房に来て,その士官をヱホバから離そうとしましたが,それは無益でした。それから間もなくして,その人は刑務所の中で洗礼をうけました。釈放された時,その人は仲間の証者たちにこう言いました。『私にとつて,それは牢獄の時ではなくして,学校の時でした。』

☆ 一人の夫は,その妻がヱホバの証者の一人であるのにひどく反対し,警察に手紙を書いて,その町の仕事を指示している証者たちや,その仕事に興味を持つ人の名前や住所を知らせようとしました。また集会の時間や場所をも知らせようとしました。その手紙を出そうとする途中,彼は心臓に衝撃をうけ,倒れて死にました。彼の妻は,夫のポケツトの中に,切手が貼られて,警察への宛名が書かれてあるその手紙と,そしてまた個人用の写しを,見つけました。

☆ 伝道の業に従事している時に拘束される証者たちは,敵の面前で,しばしばすばらしい御霊を表し示します。ひどく打たれることがあつても,彼らはだまつています,そして仲間の僕たちの名前を言い表わすということはありません。裁判所で,証者はある町に『ものみの塔』を幾冊運んだかと,検事は証者にむかつて尋ねました。その証者は,こう答えました。『裁判官殿。その数を聞いたならば,気が遠くなつてしまうでしよう!』 別の証者は,その答弁の終りでこう言いました。『私が牢獄に5年,10年,15年,または20年行こうとも,― 高すぎる絞首台はなく,また鋭すぎる斧(断頭台)はない ― 私はヱホバの証者であり,これからもそうあろう。』本当に,鉄のカーテンは,ドイツのヱホバの証者を分裂させていません。「このよい音信のために,私は罪人として鎖につながれて苦しんでいる。しかし,神の言葉は縛られてはいない。」― テモテ后 2:9,口語。と使徒パウロは記しています。

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