沖縄の神権的拡大(1955年ヱホバの証者の年鑑より)
心の謙遜な島人たちは,聖書に大きな興味を示しています。ギレアデを卒業した宣教者が日本から訪問したとき,この地の9名の伝道者は,公開集会に165名を集めました。
沖縄の一姉妹は,日本を訪問し,10月の大会に出席しました。後にその姉妹は開拓者奉仕に入りましたが,開拓者奉仕をするのに沖縄はすばらしいところと知つて,全く止めることができません。熱帯の夏のあいだでも,この姉妹は1月に172時間も奉仕し,246の再訪問をなし,毎週15の家庭聖書研究を司会し,しかも日本のどの開拓者や宣教者よりも多くの文書を配布しました。この未亡人の姉妹は,また9歳の男の子の面倒を良く見ており,良く躾けています。この子も又熱心に伝道し,集会に参加しています。
数ヵ月のあいだ,ヱホバの証者は『琉球の声』に無料の放送時間を持ち,1ヵ月に1度の放送が許されていました。他の宗教は別の週に放送していましたが,12月になつて他の宗教は異教の『クリスマス』を準備するのに忙しくなり,放送の準備を手抜きしました。業務部長はヱホバの証者にそれを埋め合わせ,丸1ヵ月全部宗教的な放送をしてはどうかと尋ねました。一般大衆は,その日本語の放送を聞き,よろこびました。