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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1956
塔56 4/1 123–124ページ

『勝利の御国』大会

1955年6月22日より8月28日まで

ヱホバの証者にとつて,1955年はすばらしい年でした。新世社会の取極めた最大の大会は,昨年の夏の6月22日,水曜日から始まつて,8月28日,日曜日に終り,大成功を収めたのです。主だつた講演者が講演を語り,そして連続の10週中に,同じプログラムは,13の違つた都市で行われました。

北半球の夏が始まりかけたとき,ヱホバの証者はアメリカ,イリノイ州のシカゴに集まりました。ここで行われた最初の『勝利の御国』大会の5日間は,天気晴朗で,天候は申し分なく,(6月26日)日曜日午後には,大きなコミスキー・パークに最高出席者数4万2116人という大多数が集まり,『神の御国の世界支配は近し』という公開講演を開きました。

それから,毎週毎週,大群衆は地上のちがつた場所に集まりました。第2番目の心ときめかす大会は,英領コロンビアのバンクーバーで行われ,それからカリホルニヤ州ロス・アンヂェレスで行われました。この大会は,アメリカで第3番目に大きなものでした。次に,テキサス州のダラスで,そして北アメリカ大陸における最終の大会として,ニューヨーク市で行われました。西半球の大会の中,1ヶ所における最高出席者数は,世界的に有名なヤンキー野球場の大会の時の5万5009名でした。ヱホバの証者が,このすばらしい場所を用いたのは,これで3度目です。

さあ,欧州に行つてみましよう。主だつた講演者だけでなく,幾千人というヱホバの証者は,アメリカ,カナダ,そして世界各地から来て,英国ロンドンに参集しました。50ヶ国以上から来た5000人あまりの代表者たちは,英国の兄弟たちと共にツィケッンハム野球場に集まり,英国で今まで行われた大会の中でもいちばん大きなヱホバの証者の大会を開きました。出席者の最高数は,4万1970名でした。

フランス,パリーの大会と,イタリー,ローマの大会は,次の週に同時に開かれました。それから,ドイツのニューレンベルクのツェペリンヴィーゼ野球場で最大の大会が開かれました。ニュレンベルクの大会と同じ時に,ヱホバの証者はドイツのベルリンで集まりました。そして,ドイツのこの大会には,60ヶ国以上の国から来た代表者が出席したのです。ニューレンベルクの大広場には,(8月14日)の日曜日の午後10万7423人が集まつて,ヱホバの御国の事柄を聞き,そして,この御国は,世界を支配して,人類を祝福するという十分の証拠を知りました。幾千幾万というヱホバの証者は,広い場所に建てられていたいろいろの種類の天幕や特別な建物を使つて,1週間の滞在のために天幕生活をしていましたが,その光景は全く心打つものでした。あらゆる国,種族,そして言語から来るヱホバの証者は,本当に一致しており,新しい一つの国民をつくり上げて,至上支配者の真の崇拝を行つています。この新しい世の社会は,ヱホバに専心の献身を捧げつつ,真の崇拝を地のすみずみまで押し進めています。この新しい世の社会の決意は,どの大会の時にもはつきりと見られました。

ドイツにおけるニュレンベルクーベルリンのすばらしい大会の後に,多くの人々は翌週に行われたスェーデン,ストックホルムの大会と,ネーデルランド,ヘーグの大会に出席しました。

欧州の何処の場所でも,ヱホバの証者は人目をひきました。ヱホバの証者は,みなこざつぱりした徽章を胸につけ,『勝利の御国』大会の代表者であることを表示していたからです。アメリカでも欧州でも,昨年の夏中,ヱホバの証者は『話題の焦点』になつていました。

ヱホバの証者と新世社会の1955年,奉仕年度の掉尾を飾る13番目の最終の大会がフィンランドのヘルシンキで行われました。この大会の週は,美しい天候に恵まれましたが,さらに重要なことは霊的な祝福が天から注がれたということです。

10週中に行われた13の大会で40万3682人が公開講演を開きました。この10週中の特筆大書すべき事柄は,総計1万3016人の大会出席者が水による浸礼をうけてヱホバ神への献身を象徴したことです。このすばらしい『勝利の御国』大会をもつて,ヱホバの証者の奉仕年度は終了いたしました。ヱホバは,容れることができない程に豊かな祝福を私たちに注がれ,かつヱホバの制度は1956年の奉仕年度における大きな発展にむかつて前進しつづけたということは,全く明瞭に示されました。あらゆる国,種族,そして言語からの『大いなる群衆』は,いまでもヱホバの宮に来て,崇拝を捧げています。新しい世の社会は,よろこんでそれらの人を迎え入れるだけでなく,それらの人を教えて,至上支配者に専心の献身を捧げるよう援助しています。昨年中,更に顕著な事柄とは,国家的な障壁が取り除かれたことです。この大会の時に,ドイツ人,フランス人,イタリヤ人の区別は全くなく,すべての人はみなヱホバの民でした。政治,宗教の分裂,商業というものはひとつもなかつたのです。ヱホバの証者は平和を愛する民であつて,この地上につくられる神の新しい正義の世における永遠の生命を待ち望んでいます。驚くことには,6000人以上の人々が特別列車に乗つて,英国からフランス,イタリー,ドイツ,スエーデン,そしてネーデルランドに移動して行つたのです。しかも,なんの混乱も大騒ぎもなかつたのです。すべての大会は,時間通りに始まり,プログラムは1分の狂いもなく,キチンと行われました。多くの言語で書かれている文書が発表されたとき,その文書は,熱狂的なよろこびの裡に迎え入れられました。中でも際立つものは,英語で書かれている5冊の新しい出版物が発表されたときです。先ず,ヘブル語聖書新世訳の第2巻が発表されました。次に,ヱホバ神の奉仕者を教育して,良い訓練を与えるために,『奉仕者になる資格』(英文)と題する教訓的な書籍が発表されました。英語でなされたすべての大会の3日目に,新しい96頁の出版物,『死後の生存についての聖書的研究』(英文)という冊子が発表されました。この冊子の中には,霊媒術のことや,また現在の悪しき世を支配する悪鬼共の影響のことが,多く述べられています。大会4日目に,『ハルマゲドンを生き残つて神の新しい世へ』(英文)と題する厚い書籍が発表されたとき,ヱホバの証者はひとり残らずみな大よろこびでした。

このすばらしい大会に出席した人々は,ヱホバがその聖き宮に在すことと,また生命を欲するすべての人は,いまこそヱホバのその宮に来り,ヱホバを崇拝して讃美すべきであるということをはつきり悟りました。大会最終日になされた公開講演は,10週中40万人以上の人が聞きました。公開講演の度毎に,その国の言葉に訳されている講演の冊子は発表されました。発表以来,幾百万冊という多量の冊子が配布されています。そしていま多くの人々は,ヱホバが地上の悪の政府を亡して,正義の新しい世を設立する時の来るのを,まつたく切望しています。

新聞は,短期間(どの都市でも多くて5日間)中のこの大きなクリスチャン運動についての記事をかかげました。映画,テレビジョン,ラジオ,雑誌,新聞は,熱心な態度で,ヱホバの証者に関する事柄を一般人に知らせました。

『勝利の御国』大会の音信も,まだ耳元に新しく,心はよろこびに溢れているヱホバの証者は,世界各地にある自分の家に戻つて行きました。彼らは今1956年を期待しております。そして,ヱホバ神の置き給う大きな責任,つまり全国民への証として,勝利の御国の良いたよりを全世界に伝道せよ,という責任をよろこんで引き受けます。

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