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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1958
塔58 7/1 243–244ページ

王は正義をもて統べ治む

キリストがろばに乗り,謙遜な態度でエルサレムにはいつて行かれた時,群衆は上着や木の枝を道に敷きました。彼らはイエスを自分たちの王として歓迎し,次のように叫びました,『ダビテの子よ救い給え! ヱホバの御名によつて来る者に祝福あれ。いと高きところに救い給え。』(マタイ 21:9,新世)この人々は,平和の御国を望んで,キリストに自分たちの希望をかけました。

その日から,過去幾世紀もの間,多くの人々がこの王のことを聞いて,彼に対する信仰を告白し,彼の追随者であることを主張してきました。また多くの人々は,自分の子供たちに,キリストの弟子の名前をつけましたから,ヨハネとか,ヤコブ,ペテロ,マタイ,トマス,パウロという名前は,彼らの間では普通になつてきました。この人々の勢力を占める世界の部分が,キリスト教国として知られるようになつたのです。

この人々は,平和の君に忠節を誓いましたが,平和に生活してきたわけではありません。彼らは,他人に愛の心を持てというキリストの命令を無視し,そのかわりに,他人を憎み,苦しめ,殺してきました。人類の行う最も残忍な,最も破壊的な戦争が彼らの間で行われました。それにも拘わらずこれらの人々は,自分たちはキリストの追随者だと想像しているのです。彼らは,自分たちはクリスチャンだと思つています。ある者たちは,キリストの御国を地上に建設するのは,キリスト教国にかかつているとさえ信じているのです。

人間の手によつて,ましてや神の律法やキリストの教えた原則に何の関心も持たない人間によつて,キリストの御国が建設できるなどと,どうして想像することができるのか,理解に苦しむ程です。

キリスト教国の国民が,教会でキリストのことを話したり,自分たちの子供にキリストの弟子の名前をつけているからといつて,彼らがキリストに従つているわけではありません。それは,彼らがキリストの御国を設立する意味でもなければ,彼らが御国の民になるということさえ意味しません。キリストの真の追随者は,キリストが考えたように考え,彼がなしたように同じ義の原則によつて生活し,彼が伝道したと同じ聖書の真理を宣べ伝えます。彼らは,王なるキリスト・イエスに愛を誓いながら,聖書がキリストの敵と証明しているこの世の友情を追い求めることをしません。

諸国家間の関係が悪化しているのを見て,ある人々は,キリストの支配は何世紀も後のことだと思います。最近ある軍事分析家はこれと同じ見解を次のように述べました,『千年統治はまだ何世紀も後のことである。すべての問題が永久に解決されることはとうていない。一つの問題が解決されても,また他の問題が起つてくる。完全もしくは絶対の安全というものはない。そして将来にも,生死の世界に安全はないであろう。』

諸国家の行為を見てそのような結論を下すのは早計です。キリストの支配は,彼らが,互いの喉に飛びつこうと身がまえている道理もなにもわきまえない動物のような行為をやめて,文化的な人間として行動しはじめるまで待ちません。またキリスト教国の人々が,クリスチャン原則に従つて生活しはじめるのも待ちません。もしそれを待つとしたら,キリストの千年統治は,何世紀というよりも永久に来ないでしよう。

神は,定めておかれた時に,この地上を完全に支配しはじめるよう,キリストにその権威と力を与えられました。キリストの支配は,諸国家の活動になんら左右されることなく開始されます。イエスは,異教国やキリスト教国がクリスチャンになるまで待つ必要はないのです。事実キリストは,すでに御国の力をとつて立たれ,詩篇 110篇が預言しているように,敵のまつただ中で支配されています。

この天の王は,神の定められた時に,地を清めるでしよう。そして異教国もキリスト教国も一掃されて存在しなくなります。『われに求めよ,さらば汝にもろもろの国を嗣業としてあたえ,地の極をなんぢの有としてあたえん。汝くろがねの杖をもて彼らをうちやぶり,陶工のうつわもののごとくに打砕かんと。』(詩 2:8,9)これこそ,彼らの狂気じみた破滅的な行為を中止させる唯一つの方法です。キリストの支配下にある御国と彼らとの共存はあり得ません。

多くの人々は,キリスト教国の偽善と不法に気づき,キリスト教国に背を向けつつあります。彼らはこれ以上キリスト教国の憎悪と戦争に加わることを拒絶します。平和な生活を送るために,戦争の武器を捨てることによつて,彼らは聖書が預言していたことを行いました,『末の日にいたり……衆多の民来りて言わんいざ我等ヱホバの山に登りヤコブの神の家にゆかんヱホバその道を我らに教えて我らにその路を歩ましめたまわん……彼衆多の民の間をさばき強き国を規戒め遠き処にまでも然し給うべし彼らはその剣を鋤に打かえその鎗を鎌に打ちかえん。』― ミカ 4:1-3。

平和を愛するこれらの人々は,全世界に向つてキリストこそ自分たちの王であり,彼の御国こそ安全と公平と平和をもたらす政府であることを告げ知らせます。彼らは,一つの国民として,新世社会を形成します。その社会はキリストの千年統治に関連してなされた約束を実現させるものです。

これらの人々が,戦争で分裂したこの世界の中にあつても平和の道を学び,人種や国家の相違にも拘らず愛でかたく結ばれているという事実は,一つの社会が平和と安全の中に存在することができるという証拠です。オーストラリヤの一新聞はこれに注目し次のように述べました,『世界平和運動で成功を収めるのはヱホバの証者だけである。彼らは,共に平和に生活することが可能であることを証明した。』ヱホバの証者は,キリスト教国と違つて,キリストの弟子がなしたようにキリストに従いますから,平和のうちに生活することができるのです。

キリストが現在の組織制度の地を清められた後,キリストの言われた言葉はこれらの柔和で平和を愛する人々の上に,成就するでしよう,『柔和な人たちは,さいわいである,彼らは地を受けつぐであろう。』(マタイ 5:5,新口)『悪しきものはたち滅ぼされ』ますから,彼らの安全と平和が無法な人におびやかされるということはありません。キリストは,ロバに乗つてエルサレムにはいられた時に彼を王としてほめたたえた人々の希望を成就されるでしよう。

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