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  • 塔58 9/1 323–324ページ
  • 誰が致命的な攻撃をするか

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  • 誰が致命的な攻撃をするか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1958
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1958
塔58 9/1 323–324ページ

誰が致命的な攻撃をするか

大陸誘導弾が完成の域に達するときには,たんに,二,三のボタンを押すだけで,奇襲攻撃が開始されます。そして,アメリカ合衆国の大部分が,わずか35分ののちに,荒野と化するかも知れません。この最初の一撃こそ,勝敗を決するものです。多くの人々は,このような事実を見て,アメリカこそ,最初の攻撃をしかけるべきだと論じています。その一例として,『アメリカ・ニュースと世界報道』誌が述べていることを,ここに,かかげて見ましよう。『我々の目前には誘導弾時代が控えている。戦争が開始されたとき,我々が攻撃する前に,アメリカは最初の一撃をうけて,主要都市を,その住民と産業と共に灰燼と化させて良いであろうか。云いかえるならば,アメリカは,核兵器による『真珠湾の奇襲』をもう一度,うけても良いのであろうか。……我々アメリカや海外にある同盟国は,最初の一撃を敢えて放とうとしないから,破滅の危険に直面している。我々が最初の一撃を与えることは,「防止戦争」と名付けられ,その考えは,真向から反対されている。しかし,奇襲攻撃は絶対にないと誰が保証し得ようか。……このような事情を考慮するとき,「最初の一撃」の重大さを再認識し,原爆とか誘導弾を制限または放棄させる絶対的な条約を要求しなければならない。このような国際的な条約ができない限り,自由世界は次のことを余儀なくせられる。すなわち,敵国の動員状態が我々の危険をおびやかすまでになつたとき,最初の一撃を阻止するだけではなく,我々が最初の一撃を放たねばならない。』

これらの言葉は,誘導弾時代に伴う,寒けがするような恐怖をよく物語つています。恐怖こそ,道徳の原則や冷静な考えを全く,ふみにじらせるものです。

もし,アメリカが敢えて,攻撃をしかけるという政策をとるとするならば,世界の緊張とか恐怖を増大させるものではないでしようか。それは,東西間の信頼をますます薄くするものではないでしようか。それによつて,少しでも疑念がもたれるような兆を見ると ― それが本物であろうとも,空想のものであろうとも ― どちらかの一国は,急いで,ロケットの発射台に馳け上るのではないでしようか。そして,恐しい結果を伴う,第三次世界大戦に突入してしまうのではないでしようか。

現在のところでは,アメリカ合衆国は最初の攻撃を与える意志のないことを公言しています。共産国の攻撃に備えて,水爆を積んだ飛行機はたえず空中を飛行しており,万全の警戒を行つています。これによつて,いざという場合,大挙して報復攻撃が行うことができるので,共産主義者は,なかなか最初の一撃を加えることができないのです。ノースタド元帥はこれについて次のように語つています。

『もし攻撃者が報復をのがれたいなら,数千の場所を ― すなわち,全飛行場を全誘導弾基地を ― 一挙に破滅させねばならぬ。時間がたつにつれて,我々の誘導弾発射基地もふえるので,敵が,その最初の一撃で,破壊せねばならぬ場所は,ますます増加している。どんな侵入者もそれを為し得ない。それは不可能なことだ。現在においても,未来においても,一挙になされる奇襲攻撃によつて,西欧側の報復能力が破壊されることは決してありえない。』

現在のこの政策がいつまで続くか,また最初に攻撃をしかける政策にいつ変るかは分りませんが,どのような成行きになつたとしても,最初の一撃を与える側が,多分,勝利をうるでしよう。それにしても,報復攻撃はまぬかれ得ません。迷惑をこうむるのは攻撃国だけではなく,全世界が危険な放射能の害をうけます。

国家を狩りたてて,気違いのような道を走らせている悪い影響力は,サタンからきています。彼こそ,目に見えぬ,この世の支配者です。これについて聖書はこう言つています。『地と海よ,おまえたちはわざわいである。悪魔が,自分の時が短かいのを知り,激しい怒りをもつて,おまえたちのところに下つてきたからである。』(黙示 12:12)1914年は,サタンの長い,邪悪な支配の終りの時代の始まりです。

サタンの世界を破滅させてこそ,平和と安全が地に訪れます。ヱホバ神は,御自身の定められた時期に,サタンの世を滅ぼすと宣言されています。『ヱホバの大なる日近づけり……その日は忿怒の日,患難および痛苦の日,荒かつ亡ぶるの日……彼らの血は流されて塵のごとくになり,彼らの肉は捨てられて,糞土の如くになるべし。かれらの銀も金もヱホバの烈しき怒の日には彼らを救ふことあたはず,全地はその嫉妬の火に呑るべし。即ちヱホバ地の民をことごとく滅したまはん。其事まことに速なるべし。』また他の箇所で,ヱホバは『地を滅ぼす者どを滅ぼして下さる時がきました』と述べております。―ゼパニヤ 1:14,15,17,18。黙示 11:18,新口。

ヱホバの日はハルマゲドンの戦いであつて,これら預言にしるされてあるすべてのことが成就します。それによつて,サタンの支配が終りを告げます。サタンは自分の時の短いのを知つていますから,諸国民を馳つて自滅の道へと追いやつています。サタンは,誰も生残らせまいと願つています。

サタンがどんなに,躍起になつても,地を荒れ果てたものにしようとの意図は成功しません。ヱホバ神を愛し,奉仕する数多くの人々は,生存し,サタンの世が終る様を見ることができましよう。それらの人々は,次のような神からの約束の成就を目撃できます。『そのとき公平はあれのにすみ,正義はよき田におらん。かくて正義のいさをは平和,せいぎのむすぶ果はとこしえの平穏とやすきなり。わが民は平和の家におり,思いわずらいなき住所におり,安らかなる休息所におらん。』― イザヤ 32:16-18。

東西のどちらの側が最初の一撃を開始しようとも,致命的な攻撃を与える方は,ヱホバ神です。ハルマゲドンにおけるヱホバからの一撃は,東西両側をともに,破滅しつくします。それによつて,国際間の紛争とか,奇襲攻撃による寒気のするような恐怖に,永遠の終止符がうたれます。それによつてのみ,柔和な者は国を継ぎ,『豊かな繁栄をたのしむ』ことができます。―詩 37:11。

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