ラオスにおける御国伝道
ひとりの伝道者が戸別伝道していた時,ある若いフランス人に会いました。彼はたくさんの質問を持っていましたが,ちょうどそのときは忙しかったので話ができませんでした。そこで,「御国奉仕」の助言に従い,3日後にまた来るという約束をしてわかれました。その人は,聖書と以前フランスで求めた当協会発行の2冊の書籍を出して待っていました。彼がもっていたたくさんの質問は聖書から解答されました。その日から彼はカトリック教会に行くのをやめて,集会に定期的に出席するようになり,1ヵ月ばかり研究した後,野外奉仕に出るようになりました。このことから私たちは,できるだけ早く善意者を再訪問する必要があることを知ります。なぜなら,彼らは準備をととのえて私たちを待っており,ただちに真理に答え応ずることがしばしばあるからです。
奉仕年度の最後の月は,クーデターのために,政治的に不安定な状態のうちに終わりました。この革命中に,宣教者の家は,ある朝3時頃,銃や拳銃の攻撃を受けました。床に伏せていた宣教者たちの頭上を,弾丸がうなりを立ててとびました。しかし,エホバは彼に奉仕する者を守られます。ですからだれにもけがはありませんでした。この革命はいまも続いており,国は内戦状態にあります。