香港における御国奉仕
香港には,家から家への伝道活動を妨げるものがたくさんあります。ある兄弟の特別開拓者は,最近新しい妨げにぶつかりました,それは,「私たちは仏教徒です。伝道者はお断り!」と書かれた戸口のはり紙です。ベルを押そうか,それともとばして次の家に行こうか。開拓者は,ベルを押して証言することに決めました。若い娘さんが出てきました。そして,うちの家は,特にお父さんは,根っからの仏教徒ですからだめです。1週間まえにもふたりのモルモン教の牧師さんが来ましたが,追いかえして,このはり紙をしたのです,と言いました。証者は,自分は別の者であることを説明し,聖書について話していたところ,両親が怒った顔をして出て来ました。しかし証者が親切な態度でこの仕事のことを説明すると,両親の態度も和らぎ,親しみを増してきました。両親自身は聖書に興味はありませんでしたが,娘さんが聞くことはゆるしました。それで開拓者は,証言をつづけ,「神を真とすべし」をすすめて配布し,定期的に訪問するとりきめをつくりました。つぎに訪問した時には,戸口のはり紙はなくなっていました。いまではその若い娘さんは,伝道に参加し,火曜日の夜の研究に定期的に出席しています。巡回大会に出席したあと彼女は,最高の神エホバに献身することを考えています。