スワジーランドにて
スワジーランドのほとんどの会衆の区域では家が非常にまばらです。そのような区域に行くのは,なかなかおもしろい経験です。自動車に乗って会衆の区域に行くと,人間は一体どこにいるのだろうかと思います。見えるのはただ,何キロも続いている木の茂みです。しかし,そこここに部落があらわれてきます。伝道者は何キロも歩かねばなりません。そして午前中訪問できるのは,3軒か4軒にすぎません。特にこれは,ほとんどたいていの家族が,ねん土としばでできた自分たちの小屋に伝道者を招き入れるからです。その床にそのまますわるか,草で編んだ敷物の上にすわると,家族全部がまわりにやってきて,おとずれを聞きます。―1961年のエホバの証者の年鑑より