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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1962
塔62 2/15 119–120ページ

「彼らは一致の中に伝道する」

― 1962年のエホバの証者の年鑑より ―

日本

人口: 93,400,000人

伝道者最高数: 2,082人

比率: 44,861人に1人

過ぐる年のあいだ日本の伝道者はよく働きました。それでいま自分たちの働きの実を見て使徒パウロと同じく叫ぶことができます。「わたしの愛し慕っている兄弟たちよ。わたしの喜びであり冠である愛する者たちよ」。(ピリピ 4:1)これらの勤勉な働き人,良いたよりを伝道する奉仕者は,共に信仰に固く立つ大勢の新しい兄弟にとり囲まれています。それはまことにすばらしい収穫であり,エホバは祝福を与えられました。明らかに宗派的な宗教は聖書とその真理を日本の人々に印象づけることができませんでした。しかし真に任命された神の奉仕者はこの国の人々にいま真理を伝え,大勢の人々を神の言葉の真理にひきつけています。これらの謙遜な人々は生命に至る道を見出して,新しい世の喜びを待ち望んでいます。以下に掲げるのは日本と沖縄で得られたきわめて興味深い経験で,支部の僕から寄せられたものです。

日本にはきわめて新しい御国伝道者がいます。事実,伝道者の20パーセントは過去1年のあいだに奉仕を始めたばかりの人々です。しかし新しい人でさえもすべてのことにエホバの道を認めて行なうとき,心をおどらせる成果を野外でおさめることができます。ある会衆のしもべは新しい姉妹と一緒に家から家に行き,はじめて聖書の話を使って伝道するその姉妹を訓練することを取りきめました。その姉妹は実によく準備したのです。最初の家でしもべが話して予約をすすめましたが,家の人はきっぱり断りました。しもべは励ますつもりで新しい伝道者にむかい,全部の家の人が予約する訳ではないと説明しました。次の家で姉妹は自分一人で大そう上手に聖書の話をしたので,家の人は興味を覚え,すぐに予約しました。次はまたしもべの番でした。一生懸命に努めましたが,1冊の雑誌さえ配布できません。それでこの度は新しい伝道者に何も言いませんでした。4軒目の家で姉妹は熱心に聖書の話をして,またもや「ものみの塔」の予約を得ました。会衆のしもべは自分もたしかに訓練を受けていると感じました。その後この伝道者は同じく周到な準備をしてこれらの人々を再訪問し,両方の家で新しい聖書研究を始めることができたのです。今では両方の家の夫婦ともそろって集会に出席しています。ほかにも大勢の熱心な新しい伝道者が成果を生み出しています。

子供の伝道者は今まで何時も雑誌配布の面ですぐれていましたが,今度はその活動を拡大しています。ある男の子は地域のしもべを伴って再訪問に行きました。そのうちの1軒で若い婦人が二人を召じ入れて座ぶとんをすすめ,「見よ!」の冊子を用いてよい研究が始められました。別の町で14歳の兄弟は文書を求めた人をはじめて再訪問し,冊子の研究を始めました。しかも独力で司会したのです。この兄弟と研究した婦人は間もなく集会に出席し始め,今では御国伝道者となっています。

「羊」をさがしあてるには徹底的な再訪問が必要です。ある特別開拓者はこのことを銘記させられました。あるとき,本を読むと眠くなると言って文書を求めなかった老紳士がいました。しかし「見よ!」の冊子を求めました。特別開拓者はすぐにこの人の事を忘れてしまいましたが,ここの人はわざわざ協会の支部に連絡して開拓者の住所を尋ね,特別開拓者の姉妹を再訪問したのです。そして次のように語りました。冊子を読み始めたところ,余りに心を打たれたので眠くなるどころか,3,40回も読み返したということです。そして僅か10円で求めた冊子に1万円もの価値があることを悟ったと開拓者に告げました。そこで良い証言が行なわれ,その人は「ものみの塔」と「目ざめよ!」を喜んで求めました。

ある姉妹は家に米を配達する若い人に証言しました。健康を保つのにお米が必要なのと同じく,心の健康を保つために霊的な食物を必要とすることを説明したのです。姉妹は同じ年齢の兄弟にこの人を紹介し,研究がとりきめられました。やがて巡回大会に出席して大きな感銘を受け,その時以来欠かさずに集会に出席しています。奉仕のとりきめの発表を聞くと早速,伝道に参加し,その後の大会で洗礼を受けました。今ではパートタイムの仕事を見つけて,多くの時間を奉仕にささげています。

1961年は喜ばしい進歩の年で,10月から6月まで9ヵ月つづいて伝道者の最高数が報告され,その数は1658人から2082人まで増加しました。年の終りに日本から9人がアメリカの地域大会に,また他に15人が北極経由でヨーロッパに行き,各地の大会に出席しました。その大多数は日本人です。1年前に聖書のことを何も知らなかった一人の新しい伝道者は,ハンブルクで洗礼を受けました。この姉妹はすでに三つの聖書研究を独力で司会し,その二人の弟も姉の助けによって御国伝道者となりました。これらの国際大会に出席したすべての人は,多くの国々にいる兄弟たちの一致と愛ともてなしに大きな感銘を受けました。

沖縄

人口: 823,000人

伝道者最高数: 124人

比率: 6,637人に1人

年の終りに二人の若い兄弟は学校の休みを利用し,船で5時間ほど離れた島に行って1ヵ月のあいだ休暇開拓をしました。この小さな島で初めての証言が徹底的に行なわれたのです。島の人々は外の世界の人を悩ましている戦争や災いのことを余り知らず,最初は伝道にも耳を傾けようとしませんでした。しかし二人の兄弟は熱心に証言し,人々がお金を持たない時には,昼食,卵,米,砂糖きびと日本語の雑誌を交換することもしました。1週間たつと幾つかの家庭聖書研究が善意者と始められ,ある研究に行くには2時間もかかりましたが,これらの研究はつづけられました。二つの公開集会には15人と26人が出席しました。

沖縄で家から家に伝道していた一人の特別開拓者は,6年前にメソジスト教会で洗礼を受けた家族に会いました。いま教会の役員をつとめる主人は聖書の話に耳を傾け,それから,実はこの間の日曜日,教会で役員が集まって,エホバの証者は教会員を迷わせるから,家に入れてもいけないし,その文書を求めてもいけないと決めたところです,と語りました。この善意者は高等学校の先生で休みの日は日曜日だけでしたから,開拓者は一人の善意者と共に日曜日の晩にこの家族を訪問することにしました。最初の晩,家族10人が集まって「見よ!」の冊子の研究を始めました。また自分たちでも毎日,勉強したのです。3回目の定期的な研究のとき,父親は言いました,「私たちはもうメソジスト教会には行きません。私たちは今度エホバの証者と交わります」。そして毎週エホバの証者と1時間ずつ勉強して教えられたことはメソジスト教会で6年間に学んだことより遙かに多いと語りました。この家族は更に勉強に励むことを心に決めています。

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