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  • 反対に耐える ― イスラエルで
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1962
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1962
塔62 3/15 175ページ

反対に耐える ― イスラエルで

ある善意者は,特別開拓者と1年余り聖書の研究をして,それが真理であることを認識するようになりました。そして,夫がどんなにひどく反対しても,集会に定期的に出席し,週に1回戸別伝道をするようになりました。夫は,いつか御国会館に行ってあばれて困らしてやるんだ,ということまで言っていましたが,ほんとうに5人の友だちと一緒にめんどうを引き起こしました。おもしろくないお客さんが来るということをある善意者から知らされていたその特別開拓者は,いつもと違った気配を外に感じたときすぐにへやを出て行きました。そして男の腕をとらえて中にはいらせないようにしました。その間に兄弟たちは,ドアにかぎをかけました。男はかんかんに怒って窓をこわしはじめました。女家主が警官を呼びました。警官たちは兄弟たちにも家主にもよい態度は示しませんでしたが,私たちの味方をした家主のむすこさんとその男を警察に連れて行きました。そうしているうちに集会もすんで,3人の兄弟が警察に行きました。夫は警官のまえで妻をなぐりましたが,警官は間にはいろうとしませんでした。警官のくわしい調査と,兄弟たちのよい証言のあとで,その男は,そのようなことをする権利は全くもたないことを告げられました。彼はついに,めんどうを起こしたこと,損害を与えたことをわび,妻にキスをして,一緒に家に帰るように頼みました。妻は,警官のまえで,夫がふか酒をやめることと,すべての集会に行くことおよび週に1回奉仕に行くことを許すという条件に同意しない限り帰らないと答えました。夫はそうすることを約束し,将来自分が集会に連れて行くと言いました。約束通り彼はいま定期的に妻を集会に連れてきています。また,家主と兄弟たちに乱暴をしたことをわび,損害をすべて弁償しました。―1962年のエホバの証者の年鑑(英文)より

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