エホバを待ちのぞんで勇ましく伝道する
コンゴ共和国
人口: 12,950,987人
伝道者最高数: 1,657人
比率: 7,816人に1人
昨年の奉仕年度中,コンゴにおける御国のわざは大きく進歩しました。政情は安定していませんがコンゴの兄弟たちは,最善の希望である「御国のこの良いたより」をコンゴの人々に熱心に伝道しました。
この奉仕年度中の特筆すべき出来事は,ベルギーからの宣教者の群れがレオポルドビルに到着して,その地のわざを監督し始めたことです。コンゴではわざは10年以上も禁ぜられていて,宣教者の入国は過去33年のあいだ許可されていませんでした。禁令解除後の彼らの入国が最初のものでした。文書の保管所はいまレオポルドビルに置かれています。
協会の映画「幸福な新しい世の社会」の映写は可能でした。最初の映写は,レオポルドビルの市長の家で行なわれました。市長と彼の友人たちも映画を見て,深い感銘を受けました。市長は,「これはできるだけすいせんするに値する映画だ」と言って,いろいろの御国会館でこの映画の映写を許可しました。最初の4回の映写に合計1294名が集まりました。
数人の兄弟たちは開拓奉仕を始め,伝道のわざはいま赤道地方の孤立した場所でも行なわれています。その地方の小さな村でも,少数の伝道者は伝道を始めました。ひとりの兄弟が訪問した最初の家では,18人が音信を聞きました。2番目の家では50人もの人が音信を聞きました! 村に住む人がみな聞きに来たので,それから先に行くことができませんでした。別の村で兄弟は公開集会を組織しましたが,127人という記録破りの大勢の人が出席しました。多数のコンゴ人は,神の言葉の清い音信を聞くことを望んでいます。
兄弟たちの熱心な態度のおかげで,ある人々は立場を取ることができます。レオポルドビル市内の一分会が自分たちの御国会館を建てていたとき,兄弟たちはみなよろこんで建築の仕事をしました。真理にはいっていないひとりの人がその仕事を見ていました。この人は,兄弟たちがうれしそうに仕事をしていて親切なのにすっかり感銘をうけ,兄弟たちを援助しようと思いました。それで,この人は頼まれたわけでもないのに,兄弟たちの手助けをしました。この人が兄弟でないことが分かったとき,証者のひとりは彼に聖書のことについて話し,彼の家で聖書研究をする取りきめをもうけました。