エホバを待ちのぞんで勇ましく伝道する
アゾレス諸島
人口: 348,000人
伝道者新最高数: 62名
比率: 5,613人に1人
一人の伝道者は,ある日円熟した伝道者といっしょに奉仕して,時計,ラジオ,その他を修理する小さなお店を訪問しました。そのお店の人は,ふつうの人よりも物分かりが良く,音信を受入れて,その場で「楽園」の本による研究が始まりました。その研究が行なわれていたとき,お店の人は修理中のテープレコーダーのスイッチを入れてその話を録音しました。後に,お店に来る人々にそのテープを聞かせたいと思ったのです。彼は毎回の研究ごとにそうしました。そして,毎週研究のレコードを聞きに戻る大ぜいの人々は,そのテープを聞いて興味を持つようになりました。この人は,そのような方法で近所の人々にすばらしい証言をしています。
約2年前,ひとりの開拓者は72歳の人に証言しました。その人は読み書きができなかったのですが,「ものみの塔」誌を1部取りました。彼と彼の妻は両方ともカトリック信徒でした。開拓者が再訪問したとき,その人はもっと聞きたいが読み書きができないので理解はおそいと語りました。また,彼の一生の念願は,いつか聖書を読めるようになることだとも語りました。開拓者が,読めるようになるようお手伝いしましょうと申し出たとき,彼はひじょうによろこびました。6ヵ月後,その人は聖書中のいくらかの言葉が読めるようになり,「楽園」の本が発表された小さな大会に出席して大よろこびでした。この人は,「楽園」の本から大きな援助が受けられることを知りました。本当にそうでした。今ではその人は「楽園」の本を正しく読んで,研究の時には自分の言葉で注解をしています。彼は以前のカトリック活動をすぐに中止し,今では神の御心が何であるかを知っています。