読者よりの質問
● ハルマゲドンを生残る「他の羊」の大いなる群衆は,仲間の残れる者が忠実を証明して,不滅性の報いを得たかどうかを知ることができますか。―アメリカの一読者より
ハルマゲドン後の新しい世に住む「他の羊」は,キリストのからだの成員である14万4000人がだれであるかを知るでしょう。そのように考えるのは理にかなったものと思われます。詩篇 85篇5,6節はこの事に関連した聖句で,次のように述べています。「シオンにつきてはかくいはん,此の者かの者その中にうまれたり至上者みづからシオンを立て給はんとエホバもろもろの民をしるしたまう時このものはかしこにうまれたりと算へあげたまはん」。
そのようになるのは全く理にかなったことです。現在私たちは,エホバの恵みを得た昔の人々のことを,聖書の記録によって知ることができます。それを知ることは私たちに励ましとなるものです。従ってハルマゲドン後の新しい世界の人々にとって,特定の人が忠実を証明して,不滅性の栄光の報いを受けたことを知るのは,同じく忠実を励ますものとなるでしょう。その人々を知るものたちは,その忠実な献身を思い起こすことでしょう。それはヘブル書 13章7節(新口)の次の原則とも一致しています。「神の言をあなたがたに語った指導者たちのことを,いつも思い起しなさい。彼らの生活の最後を見て,その信仰にならいなさい」。