機会をとらえて証言する
◇ 北部ギリシャのある町で,鉛管工として働く一人の兄弟は,その町の著名な法律家の家の鉛管装置を修繕するために呼ばれました。この兄弟は非常に注意深く,またきちんと仕事をし,しかも請求した料金はごく妥当な額でした。法律家は非常に驚き,以前に仕事を頼んだどの職人とも違っている点があるのはなぜだろうかとたずねました。兄弟はこの機会をむだにせず,その場で,エホバの証者とその活動について話しました。この法律家は鉛管工の兄弟の語る言葉に驚きと敬意をもって耳を傾け,その後こう言いました。「これまで私はエホバの証者について全く違った見方をしていました。しばらく前にも,みなさんの仲間の一人に関する裁判が行なわれましたが,私はエホバの証者に反対の票を投じました。しかし今,私が間違っていた事を認めます。私のこの行為に神の許しがあるようにどうぞ祈って下さい」。―1963年のエホバの証者の年鑑から