孤立したところで開拓奉仕
◇ 開拓奉仕は人を強め円熟させます。ナイジェリアの開拓者の一人は自発的に,善意者のいる孤立した町に行って奉仕しました。その兄弟からの手紙です。「悪鬼的な風習に従っている人が実に多く,説得するのはやさしい仕事ではありませんでした。魔術や姦淫は公然と行なわれているばかりでなく,称賛さえ受けていました。『姦淫や淫行を許さないというなら,とてもあなたの宗教に改宗する人はいないだろう』という言葉を何度も聞きました。この土地の人は異教徒だろうと想像される方が多いと思いますが,決してそうではありません。ここにいる巫女や男魔法師などは皆,住民の80パーセントと言われるメソジスト教会の熱心な会員とされています。残りの20パーセントの人は,使徒教会かスピリチュアル・ホリネス教会に属しています。しかし『神の言は生命あり,能力あり,もろ刃の剣よりもとくして』との言葉通りです。それで,時たつうちに真理を認める人が次第にあらわれ,会衆も組織されています。私が新しい任命を受けて他の土地に移る時までに,この会衆は34人の伝道者を報告するようになりました」。―1963年エホバの証者の年鑑より