ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 塔64 1/1 19ページ
  • 「幼な子の口に賛美」

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 「幼な子の口に賛美」
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1964
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1964
塔64 1/1 19ページ

「幼な子の口に賛美」

新世社会の子供が,機会をとらえて聖書の真理を人に教えることに心を用いている様子は驚くほどです。英領ギアナの一少女は自分の経験を次のように話しました。「私はまだ学校に行っていますが,聖書の勉強を助けて他の人々に神の目的を知らせる事がどれほど大切かについて,会衆の集会で学びましたので,級友の数人に,自分は神が楽園を回復する事について聖書から学んでいるけれど,皆も一緒にこの良い事を勉強してみない,と話しました。みながそれに応じましたので,まずお母さんの許しを得たほうが良いでしょうとすすめました。みなこれに従い,今私は,級友5人と聖書研究をしています」。この若い伝道者の努力の結果として,勉強を始めた級友の母親の一人は聖書の真理に対する関心を高めています。

◇ 英国の8才の男の子の母親からの手紙によると,その子は,「御国奉仕」で学んだ通り自分もエホバの教えを人に知らせたいと強く母親にせがみました。「新世界訳聖書」を配布する運動の時,この子も家から家への伝道に参加し,最初にドアをたたいた家で,自分がなぜそこに来たかを説明したのち,言葉がむずかしいから聖書を読まない人が多いと言って,新しい聖書を紹介しました。戸口で聞いていた男の人は喜んでその聖書を受け取っただけでなく,近所の人をたずね,小さな子供が聖書の理解を助けるためにこの新しい翻訳を持って来たと見せてまわりました。母親からの手紙の結びは次の通りです。「このことから,天の父が幼い子供の能力をも認められ,御国のために働く事を心から喜ぶ人々を祝福されることが分かりました」。

◇ カナダの経験です。10才の少女は毎週金曜日に自分の学校に来て説教をするある新教の牧師について次のように話しています。説教の終りに牧師は生徒からの質問を求めます。しかしちょっと答えられぬ質問があると,「これに奥義であってまだ解かれていない」と良く言いました。ある時,この少女は質問に答えることを許され,説明したのち,聖書の言葉を引用して自分の答の証拠としました。彼女はつけくわえて言っています。「こののち真理について多くの話し合いがありましたが,終りには牧師さんに雑誌を配布しました。それ以来,牧師さんは自分の説教がすむと,あなたはこの話をどう思ったかと私にききます。その後,私が配布した雑誌が牧師さんの話の資料になっている事が分りました。牧師さんの説教はとても良くなりました。今,牧師さんは『楽園』の本をもっており,今度再訪問してみようと思っています」。

◇ インド洋のモーリシャス島のある開拓者は4人の幼い子供の母親です。家族は昨年この地を襲ったたつまきのため,二度も家財のすべてを失っています。でも,それによってエホバへの奉仕の喜びも吹きとばされたわけではありません。これは母親からの手紙です。「記念式の日,野外奉仕を終えて帰宅した私は,残った記念式招待状2枚をテーブルの上におきました。年上の子供は8才になりますが,それを見て隣の人を招待するから,これを使っても良いかと私に言いました。『やっても無駄でしょう。この地域は何度も伝道したのにだれも関心を示さなかったし,公開講演にいつもさそっているのに一度も来たことがない』と私は答えました。しかし,子供が強くせがむので,やってごらん,と言いました。子供は,私がすでに伝道したはずの隣人二人に,招待状を持っていきました。そのうちの一人は,それでは行きがけにあなたのところによって一緒に行きましょうとこたえました。出かける時間が近づいた時,娘は約束した人がほんとうに来るのかどうかと心配して見に行きましたが,出かける仕度をしているのを見て,大喜びでもどって来ました。この人は記念式に出席した事を非常に喜び,以来,聖書に対する関心を高めています。

◇ モロッコの北部,スペイン語地区の学校に通う14才の兄弟の勇気ある経験を紹介します。ある日,先生は牧師一人を伴って教室にはいり,これから生徒全部がカトリック教会に行く,と発表しました。この少年がエホバの証者であることを知っていたクラスの生徒は,席についたまま,彼が何を言うかと見ていました。先生は教室の戸を開け,「さあみんな早くいらっしゃい」と言いました。若い兄弟は席を立ち,私は教会には行けない,と先生に言いました。教師は中にはいって,「この子がどうしたのです」と言いました。少年が,自分は別の信仰をもっているからと答えると,牧師は,「回教の子供も,ユダヤ教の子供も行くのに,どうして君だけが行けないのです」と言いました。「私はエホバの証者です」と彼は答えました。この時までに,組全体の子供が周囲に集まり,会話を聞いていました。少年が,なぜ自分がカトリック教会に行ったり,そこで行なわれる崇拝行為に加わりたくないかを説明すると,牧師は,その場で行なわれていた会話を少しも聞いていなかったかのように,「一体これはどうしたことです」と言いました。生徒の1人が言いました。「これは不従順な生徒だ!」,一同は黙ったままでした。すると14才の兄弟は答えて言いました。「人に不従順でもかまいません,でも,神には従順をつくします」。これを聞いた牧師は,「もう沢山です。さあ行きましょう。この子はここにのこしておきましょう。でも,この事についてはいつか別の日に一緒に話しましょう」と言いました。その,別の日,とはその後まだありませんが,これはクラス全体と先生に証言する良い機会となりました。

― 1963年エホバの証者の年鑑から

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする