あなたも出席を計画していますか
● エホバの証人の援助と忍耐によって,多くの人が大いなるバビロンの束縛からのがれています。ドミニカの一特別開拓者は,多くの人が自由に向かって歩むのを援助してきました。その中の一人について,彼はつぎのように語っています。
「最近わたしはカトリックの男の人を訪問しました。その人は,わたしが自己紹介をまだ済ませないうちに,こう言いました。『この村でわたし以上に忙しい人はいないと思います。いやわたしと同じほど忙しい人もいないでしょう。くつろぐ時間はほんとうに限られています。その時間には新聞を読みます。わたしには,聖書の話を聞いている暇はありません』。わたしは新聞と一諸に読むようにと『目ざめよ!』誌を彼に貸し,『ご意見を伺うためまた来ます』と言いました。その人は,雑誌にたいへん興味をもち,『目ざめよ!』誌の定期的な読者になりました。そして,ついに『ものみの塔』誌と『目ざめよ!』誌を予約しました。
「わたしはその人に,『宗教は人類のために何を成したか』という自分の本を貸し,この本を使って研究が始まりました。ある晩,研究に行くと,この人が招いた4人のカトリックの人たちが研究に参加するために待っていたので,わたしはびっくりしました。研究中にその人は,二,三分友だちに話したいと申し出ました。彼はつぎのように語りました。『わたしたちは皆ローマ・カトリックの仲間です。その多くは敬けんです。しかし,真理を持っていないということが,わたしにはわかりました。イエスは広い道と狭い道,この二つの道があるといわれました。狭い道を行く人だけが命を得ます。あなたがたにお話ししますが,神父は狭い道でなく,広い道にいます。そこではゆとりがあるので神父はスピードの出る車を運転しています。神父は運転手で,それも酔っぱらっています。仲間のカトリック教徒は酔っていないかもしれませんが,同じ車に乗っているのです。運転手が酔っぱらっているので,車は皆を乗せて危険もかまわず走って行くでしょう。わたしはその危険を知りました。それでわたしは永遠の生命を得るわずかな人たちと一諸にいたいと思います』。
「この人は,今では,わたしたちの集会に定期的に出席しています。彼は4日にわたってロセオで開かれた『すべての国の民に対する福音』地域大会に,全日出席するよう計画しました。見聞きしたことにたいへん感動した彼は,1969年に開かれる,大規模な大会に出席する計画を立て始めました」。
― エホバの証人の1969年度年鑑より