“ビート族”も真理に応じる
◆ スウェーデンでのこと,ある若い男の全時間宣教奉仕者は,聖書に関心を示す,髪の長い“ビート族”に会い,その人と聖書研究が始まりました。その研究には,彼の仲間も数人同席しましたが,大半は髪を長くのばしており,ある者は大学生でした。進化論について論議がなされましたが,彼らは,自分たちの論を反駁する奉仕者の能力にたいへん感心し,「どこでそんなことを学んだのですか」と尋ねました。「『ものみの塔』と『目ざめよ!』誌からです。あなたがたもそれを予約して読むことができますよ」と奉仕者は答えました。その結果,八つの予約が得られました。それらの若者は集会に出席しはじめましたが,兄弟たちは,彼らが行儀よくふるまうかどうか疑問に思いました。しかし,とにかく彼らの出席を歓迎しました。若者たちは集会ごとに自分の席から,話に耳を傾けました。「その人たちの中の何人かが髪を切ってひげをそり,きちんとした服装をするようになったときの,わたしたちの喜びを想像してください。彼らは今では,公開講演者と同じように,身だしなみを整えています。そのうちのひとりは,すでに伝道者として奉仕しはじめました」。
― エホバの証人の1970年度年鑑より