老齢は妨げにならない
● リベリアで休暇を利用して全時間奉仕をした人のうち,最年長者の奉仕者は76歳の老人でしたが,彼はなおも「さらに多くのことをする」必要性を感じました。どの家でもその年齢に敬意を表わして,老人を招き入れ,彼の話に耳を傾けました。階段を一,二段上ることさえ困難であるにもかかわらず,その老人は家から家の伝道という宣教活動の一部を欠かしませんでした。実際,手足を使うと痛みが少なくなることを発見したのです。後になって老人は次のように報告することができました。「わたしは毎日家から家を訪問し,夕方には再訪問をしたり,家庭聖書研究をしたりしました。現在わたしは四つの良い聖書研究を司会しています。しかもその全員が定期的に集会に出席しています」。老齢は休暇開拓奉仕をする上で少しも妨げにならないことを確信した彼は,こう付け加えました。「今わたしは他の老人たちに開拓奉仕をするよう励ましているところです」。
― エホバの証人の1971年度年鑑より