獄に霊の食物を運ぶ
● ドミニカ共和国でエホバの証人が投獄されていたとき,面会人はいろいろな方法で食物を差し入れることが許されていました。時には一つの紙袋を別の紙袋の中にいれ,その間に雑誌や小冊子の数ページ分を忍ばせ,それから内側の袋にくだ物をいっぱいにつめて差し入れることもできました。看守はくだ物は注意深く調べますが,袋と袋の間は,くだ物の汁で袋が破れないように二重にしてあるのだと思い込み,たいてい見ようとはしませんでした。婦人の証人たちは,着ているものの中に文書の数ページ分をひそませて行って,差し入れました。このようにして投獄されている男子の奉仕者たちは,霊的に強い状態を保つことができました。―「エホバの証人の1972年の年鑑」から。