孤立した区域の人々に良いたよりを宣べ伝える
● 人々がどんなに孤立していようとも,あらゆる人々に「良いたより」を伝えようとして種々の努力が払われています。移動式住宅に住んで,1台のジープと2台のオートバイを利用して働く特別開拓者の一グループは南アメリカ,エクアドル南部で種々の良い経験を得ました。ある若者はそれら開拓者の一人に,自分の兄と家族の者たちが「真理」の本を一緒に研究していると話しました。この話を聴いた兄弟は彼らを訪ねることにしました。もっとも,それにはジープで4時間走り,ついで徒歩で4時間の旅をしなければなりませんでした。その家族に会ったところ,まさしくそれらの人たちは家族のある成員の司会で,「真理」の本の研究をほとんど終えるところでした。この家族を教え,同時に自らも真理を学んでいたその青年は,巡回大会が近づいたことを聞かされると,早速出席する手はずを整えました。もっとも,それには町に出るまでに8時間旅行し,さらにそこから大会場に行くまで16時間旅行しなければならなかったのです。―「エホバの証人の1975年の年鑑」より。