「教えられた者たちの舌」を与えられる
● 喜んで物事を行なう大勢の働き人がエホバの組織に続々入って来るにつれ,エホバはご自分の『忠実な奴隷』級を通して,老若を問わずそれらの人々すべてに必要な訓練を与える備えを設けられました。その結果として,エホバのしもべたちは,「教えられた者たちの舌」を持てるようになりました。(イザヤ 50:4,新)これは増加に寄与するものとなりました。世の人々もまた,そうした訓練が証人たちにもたらした効果に注目してきました。たとえば,ある新聞は,ドイツのレクリングハウゼンで行なわれた朗読コンテストで11歳のインゴ・リュッカーが優勝したことを報じ,次のように述べました。「驚いたのは局外者だけであろう。というのは,基本的に言って彼の勝利を阻むものは何もなかったからである。11歳のインゴ・リュッカーは,エホバの証人の宣教学校で,3年間にわたってコンテストに備えて有利な得点を得ていたのである。……彼は,これまた宣教学校に出席している一少女との間で決勝戦に至るまでずっと接戦を演じたとはいえ,ヨゼフ・スクールの最優秀朗読者であった」。―「エホバの証人の1975年の年鑑」より