真の勇気と神の霊によりエホバの側に立つ
● [ボリビアに住むエホバの証人の数人の全時間奉仕者が],海抜5,100メートルのコロルクにある会衆を訪れていた時のこと,エホバの証人と聖書を学んでいた男の人に会いました。その人は,人に対する恐れのために異教の風習をやめるのがどれほど難しいかを大いに強調しました。ボリビアの坑夫は職場の同僚たちと緊密な共同生活を営んでおり,伝統に従わせる圧力には根強いものがあります。鉱坑に入る前にパチャママ(地の女神)に犠牲をささげないと,女神を怒らせて自分たちが事故に遭ったり,命を失うことにさえなりかねない,と感じている坑夫は少なくありません。単独の立場を取るには,真の勇気と神の霊が必要です。その地域では少数のエホバの証人たちが,神の道に従うために人格を作り直しています。―「エホバの証人の1976年の年鑑」より