聖書の真理によって変えられた人格
ある小学生はかんしゃく持ちでした。事実,自分の家の家具をこわしてしまうほどでした。しかしある日,この少年は「偉大な教え手に聞き従う」という本を手に入れて読み,エホバの証人の一人と聖書研究をすることに同意しました。
まもなく,聖書の真理の知識がこの少年の人格に変化をもたらしました。少年は両親に従順になり,もうかんしゃくを起こさなくなったのです。
さらに多くを学んでいくにつれ,この少年は他の人々が真理の知識を得るように助けることの重要性を認識しました。それでこの小学生は,自分のクラスのたいへんけんか好きな男の子に近づいて援助することができるよう,エホバに勇気を祈り求めました。ある日この幼い聖書研究者は,そのけんか好きな子と別の級友との間のけんかの仲裁に入り,霊的に助けたいと願っていた子からたいへんひどく打たれてしまいました。この聖書研究者が仕返しをしなかったので,けんか好きな少年は,「なぜこの子は他の子とこんなに違うのだろう」と不思議に思いました。
二,三日後,二人は話しあう機会を持ち,その結果けんか好きな少年との聖書研究が始められました。今では二人とも王国宣明者です。そして最初の少年の母親も現在真のキリスト教を受け入れています。人格は聖書の真理によって確かに変わるのです。―コロサイ 3:9,10。