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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1984
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感銘を与えた,エホバの証人の忠誠

1978年にクリスティーン・E・キングは,英国のロンドンにあるエホバの証人の支部を訪れました。この女性は,作成中の博士論文に関連して,第二次世界大戦中にドイツのエホバの証人が経験した事柄に関する情報を収集していました。そして,資料を集めているうちに,ナチス政権下のドイツにおけるエホバの証人の一歩も譲らない態度に深い感銘を受け,1冊の本として出版できるように論文をまとめ,増補することにしました。博士号を得てから支部事務所へ寄せた手紙の中で,この人は次のように述べていました。「エホバの証人に関する研究は大変やりがいのあるものでした。私は,ドイツの証人がナチ党に対して示した反応に最後にはすっかり感嘆してしまいました。そのことが私の本に表われていればよいのですが」。キング博士のその本の題名は,「ナチス国家と新しい宗教: 非国教主義に関する五つの事例研究」というものです。

キング博士の調査結果の中で極めて顕著なものは,エホバの証人で死亡した人と投獄された人の数です。その数字を見ると,エホバの証人が以前に公表した数字が実際より非常に少なく見積もられていたものであることが分かります。キング博士がそれらの統計の数字を得た資料は,ミヒャエル・カータがドイツのミュンヘンで出版した本です。a 「裁判所とゲシュタポの記録を自分で調べると,これらの高い数字が実際のものであることが必ず裏付けられたものである」とキング女史は言明しています。

それはどのような数字でしょうか。「およそ1万人が投獄された。それらの人々が言い渡された刑期は合わせて2万年であった。ドイツの証人の二人に一人は投獄され,4人に一人は命を失った」とあります。

同女史はさらにこう続けています。「あらゆる不利な状況を物ともせず,収容所の証人たちは集まり合って祈りを共にし,文書を生産し,人々を改宗させた。連帯感に支えられていたうえ,他の多くの囚人と異なって,そうした場所が存在する理由および自分たちがそのように苦しまねばならない理由を十分承知していたゆえに,証人たちは,小さいながら注目すべき受刑者集団,青紫色の三角印で区別された,そして勇気と信念でも名の知られた一団であった」。

キング博士はさらに次のように評価しています。「神学上の原則は堅持され,証人たちは『中立』を守った。彼らは正直で全く信頼できる人々だったので,皮肉にも,ヒトラー親衛隊[強制収容所を運営していた組織]の使用人として働かされることが少なくなかった。折りたたみ式のカミソリで主人のひげをそらせるのに,そのカミソリでめったなことはしないと信頼できるのはエホバの証人だけだと,ヒトラー親衛隊の一士官は語った」。

ナチス政権が他の宗派を縮み上がらせて妥協させたことについて述べた後,キング博士はさらにこう語っています。「政府も証人だけは屈服させることができなかった。というのは,政府が幾千人も殺したにもかかわらず,[エホバの王国を宣べ伝える]業は停止せず,1945年5月にエホバの証人の運動は依然健在で,国民社会主義のほうは滅びうせていたからである。エホバの証人の数は増加し,妥協することは全くなかった。その運動は殉教者を出したが,エホバ神の戦争の今一つの戦闘で勝利を収めたのである」。

[脚注]

a 「第三帝国における熱心な聖書研究者」,『季刊現代史』,第17巻,ミュンヘン,1969年。

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